FRB、ストレステスト見直しで大手銀の資本要件引き上げへ-理事

  • 最大手行の資本要件が全般に著しく引き上げられる-タルーロ理事
  • 2.5%の資本保全バッファーに代え、ストレス資本バッファー導入へ

米連邦準備制度理事会(FRB)の年次ストレステスト(健全性審査)の見直し案が実施されれば、ウォール街の金融機関は数十億ドルの追加資本を工面する必要が生じる一方、銀行が批判していた一部の条件は排除される可能性がある。

  タルーロFRB理事は26日、当局が数カ月にわたって示唆してきた通り、最大手行の審査合格に必要な最低資本を引き上げる改革を検討していると述べた。ただ、財務に圧力がかかる時期も同じ水準で配当を支払い自社株買いを続ける前提を取り除くことなどを含め、ウォール街の要望への譲歩も考えていると述べた。

  見直し案は、金融危機への対応で大手銀に新たな規制や資本要件を多く導入しても、監督当局はウォール街が新たな経済危機を乗り越える上で十分安全かまだ確信できていないことを示している。タルーロ理事は、見直しにより最大手行の「資本要件が全般に著しく引き上げられる」ことを認めた。

  タルーロ理事はエール大学経営大学院で行った講演の中で、FRBが既存の2.5%の資本保全バッファーに代えて、各銀行の独自のストレステスト結果から導き出される「ストレス資本バッファー」を新たに導入することも計画していると述べた。

原題:Banks to Need Billions More Capital in Tests Under Fed Plan (1)(抜粋)

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