米ペリー・キャピタル、旗艦ファンドを閉鎖へ-投資家に書簡

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  • ペリー氏:自身の投資スタイルはもはや奏功せず-市場の逆風は強い
  • 13年末以降のリターンはマイナス18.4%、運用資産1年で半分以下に

ヘッジファンド業界で最もよく知られている1人でペリー・キャピタルを率いるリチャード・ペリー氏は、設立から28年の旗艦ファンドを閉鎖することを明らかにした。同業界は激動期に直面している。

  ペリー氏(61)は26日付の投資家への書簡で、自身の投資スタイルがもはや奏功していないと説明。「われわれの運用やプロセス、チームを引き続き強く信じているが、業界や市場の逆風は強く、われわれのポジションが成功する時期は予測不可能だ」と記した。

  ヘッジファンド運用でベテランの1人であるペリー氏は、ルービン元米財務長官のゴールドマン・サックス・グループ時代の門下生で、その後人気ヘッジファンドの運用者に転身した。同ファンドの設立当初20年は、運用成績が平均でプラス15%。リターンがマイナスになった年はなかった。

  だが最近はペリー・キャピタルや多くの競合ファンドにとって、高い運用報酬を支払う価値のあるヘッジファンドだと投資家を納得させることが難しくなっている。過去1年にペリー氏のファンドは運用資産の半分以上を失った。2014年には経営上層部の刷新に着手したものの、同ファンドは過去3年間毎年、損失を出した。13年末以降のリターンはマイナス18.4%。

  書簡によると、同ファンドは来月、相当額の顧客資金を返還する。ペリー氏のファンドはここ数カ月に投資対象の売却を進めており、4-6月期には米国株投資を40%減らした。流動性の低いポジションは向こう1年以上かけて売却するという。

原題:原題:Perry Capital Closing Flagship Fund After Almost Three Decades(抜粋)

(ペリー氏の経歴や書簡の内容を追加して更新します.)
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