米国株:下落、金融株が安い-ドイツ銀への売りが飛び火

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26日の米国株は下落。ドイツ銀行への売り浴びせが米金融株に飛び火した。
  
  S&P500種株価指数は前営業日比0.9%安の2146.10。ダウ工業株30種平均は166.62 ドル(0.9%)下げて18094.83ドル。

  ウェドブッシュ・セキュリティーズ(ロサンゼルス)の株式トレーディング担当マネジングディレクター、マイケル・ジェームズ氏は「ドイツ銀やウェルズ・ファーゴで起きていることを考えると、金融銘柄は全般的に今後も下げるだろう。株式相場全体への向かい風となって上昇が妨げられる恐れがある」と述べた。

ニューヨーク証取

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  連邦公開市場委員会(FOMC)が先週、政策金利の据え置きを決定し、投資家の関心は米大統領選候補者によるテレビ討論会に集中している。ブルームバーグ・ポリティクスが行った最新の世論調査によると、民主党候補ヒラリー・クリントン氏と共和党候補ドナルド・トランプ氏の支持率は拮抗(きっこう)している。8月にはクリントン氏がトランプ氏を6ポイントリードしていた。トランプ氏が勝利した場合、株価は下落するとシティグループのアナリストらは先月の時点で分析している。

  ウェドブッシュのジェームズ氏は「今週は大きなイベントがないことから、大統領候補者による討論会は27日やその後の相場に大きく影響を及ぼす可能性がある」と述べた。

  S&P500種に採用されている銀行株はほぼ3カ月ぶりの大幅下落。バンク・オブ・アメリカ(BofA)、シティグループはいずれも大きく下げた。CBOEボラティリティ指数は18%上昇した。

  ドイツ銀は米国での取引で7.1%下落。同行は住宅ローン担保証券(RMBS)をめぐる米司法省の調査を決着させるため140億ドルの支払いを迫られる恐れがあり、増資が必要になるとの懸念が浮上している。フォークス誌がドイツ政府は支援の可能性を否定したと報じたことも、不安を高めた。

  ファイザーは1.8%安。同社は会社を2分割する戦略に見切りを付けた。証券取引所運営のBATSグローバル・マーケッツは4.6%安。シカゴ・オプション取引所(CBOE)を運営するCBOEホールディングスはBATSを約32億ドルで買収することで同社と合意した。

  朝方発表された8月の新築住宅販売は前月比で減少した。今週は耐久財受注や個人所得・支出などが発表される。
  

原題:Shorts Waded Into Financials Just in Time for Deutsche Bank Rout(抜粋)

(第4段落以降を追加します.)
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