欧州株:7月上旬以来の大幅安-ドイツ銀は最安値を更新

  • ドイツ株はほ全面安、DAX指数も大きく下げる
  • 先週のストックス600指数は週間ベースで2カ月ぶり大幅高

26日の欧州株式相場は下落し、指標のストックス欧州600指数は7月上旬以来の大幅安となった。銀行株の急落で、先週の株価上昇を支えていた楽観が後退した。
  
  財務状況に対する懸念の高まりからドイツ銀行が上場来安値を更新し、他行も値下がり。銀行銘柄の株価純資産倍率(PBR)は0.66倍と、ストックス600指数の業種別指数の中で最も低く、ストックス600指数と比較した水準はこれまでの最低に接近した。

  ストックス600指数は前週末比1.6%安の340.00で終了。先週の上げ幅の約3分の2を失った。銀行銘柄は約1カ月ぶりの安値水準となった。ユーロ圏の株価下落に備えたオプション費用に連動するVストックス指数は1月以来の大幅上昇。先週は2014年以来の低水準だった。

  ランプ・アセット・マネジメント(デュッセルドルフ)のシニア株式マネジャー、ミヒャエル・ボイシュネック氏は「ドイツ銀をめぐる劇的な出来事で欧州の金融セクターが再び注目の的となっている。資本市場で大きく活動する他行の状況にも疑問が生じている。大きな政治イベントを伴う四半期に突入しつつあり、ボラティリティが高くなるだろう」と語った。

  ドイツ銀は7.5%安の急落。総選挙を来年に控え、メルケル首相が同行に対する政府支援の可能性を排除したと報じられたことが売りを誘った。ウニクレディトとアイルランド銀行、BNPパリバなども大きく下げた。

  西欧の主要株価指数の中で、ドイツとフランス、イタリアの指数の下げが目立った。英FTSE100指数は1.3%低下した。

  ストックス600指数の中で上昇したのはわずか35銘柄。特殊化学品メーカーの独ランクセスは8.1%値上がり。米ケムチュラを現金約21億ドルで買収することに合意し、好感された。

原題:Lenders Drag Down Europe Stocks as Deutsche Bank Sinks to Record(抜粋)

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