きょうの国内市況(9月26日):株式、債券、為替市場

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●日本株続落、原油安と円高リスク嫌気し広く売り-日銀新政策不透明も

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  東京株式相場は続落。海外原油市況の急落が嫌気され、為替のドル安・円高進行リスクに警戒感も強かった。日本銀行の新政策に対する不透明感もくすぶり、大引けにかけ下げを広げる展開。鉱業など資源株、電機など輸出株、銀行や保険など金融株中心に幅広い業種が安い。

  TOPIXの終値は前週末比13.72ポイント(1%)安の1335.84、日経平均株価は209円46銭(1.3%)安の1万6544円56銭。

  第一生命経済研究所の藤代宏一主任エコノミストは、「原油安に伴うリスク回避傾向が意識されやすい点で、きょうの日本株は円高懸念もさることながら、原油安の影響が大きかった」と指摘。世界的に金利の低下余地が小さくなる中、「米国の10年や30年債利回りが上昇し、債券運用で一定の収益を確保できれば、原油をはじめ金利の付かない商品には強気になれない」と言う。

  東証1部の売買高は15億2635万株、売買代金は1兆6945億円とそれぞれ前週末に比べ2割以上減少。代金は5営業日ぶりに2兆円を下回った。値上がり銘柄数は527、値下がりは1326。

  • 東証1部33業種は保険、鉱業、空運、海運、銀行、非鉄金属、パルプ・紙、ガラス・土石製品、石油・石炭製品、電機など31業種が下落。医薬品、繊維の2業種が小幅に上昇。

  • 売買代金上位では、クレディ・スイス証券が投資判断を下げたTDKが大幅安。三菱UFJフィナンシャル・グループや第一生命保険、三菱地所、村田製作所、アルプス電気、日立製作所、T&Dホールディングスも安い。半面、小野薬品工業やLINE、ニチレイは高い。

  

●債券上昇、日本株下落で買い圧力-日銀の新枠組みを見極めとの見方

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  債券相場は上昇。日本銀行の新たな枠組み下での政策運営を見極める姿勢が根強い中、この日は日本株の下落が買い圧力につながったとの指摘が聞かれた。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は、前週末比14銭高の151円90銭で取引を開始した。いったん151円75銭まで水準を切り下げる場面もあったが、午後にかけて値を戻し、結局は10銭高の151円86銭で取引を終えた。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、債券相場について、「前週末に海外金利はあまり低下しなかった」としながらも、「今日は株安がサポート要因になっている」と説明。「期末で出来高も少なく様子見姿勢も強い」と言い、「30日に当面の日銀買い入れオペの運用方針が発表されるので、新たな金融政策での姿勢を確認しながらイールドカーブ形状を固めていく流れ」と話した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の344回債利回りは、日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値と横ばいのマイナス0.055%で開始後、0.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.06%で推移している。

  新発20年物国債の158回債利回りは1bp高い0.38%、新発30年物国債の52回債利回りは2.5bp上昇の0.49%、新発40年物の9回債利回りは1.5bp高い0.565%で推移している。

  日銀がこの日実施した今月8回目となる長期国債の買い入れオペ(総額1兆2750億円)の結果によると、残存期間1年超3年以下、3年超5年以下、物価連動債の応札倍率が前回から低下した。一方、5年超10年以下は上昇した。
  

●ドル・円は100円後半、原油安や株安が重し-米大統領候補討論会に注目

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  東京外国為替市場で ドル・円相場は1ドル=100円台後半を中心に上値の重い展開。先週末の原油価格の大幅下落や世界的な株安を受けたリスクセンチメントの悪化が重しとなった。半面、日本時間27日午前に開かれる米大統領候補者の討論会を控えて、全般的に様子見姿勢も強かった。

  午後4時34分現在のドル・円は前週末比0.4%安の100円62銭。早朝に101円15銭を付けた後、ドル売り・円買いが進行。午後にかけていったん101円ちょうど前後まで戻したが、日本株が引けにかけて一段安となると再び弱含み、終盤にかけて100円59銭を付ける場面があった。

  みずほ証券投資情報部の鈴木健吾チーフFXストラテジストは、「日銀もFRB(米連邦準備制度理事会)も何もしなかったのでまだ下を攻めたい向きはいるだろう」と言い、「ドル・円のトレンドはまだ下向きだ」と指摘。「米大統領候補討論会や米経済指標などの内容によって100円を割ったときに日銀がどう動くかが日本サイドでは一番の注目」と話した。

  先週末のニューヨーク原油先物相場は約2カ月ぶり大幅安。サウジアラビアが今週アルジェで開かれる生産国協議では生産水準をめぐる決定には至らないと考えていると報じられたことが嫌気された。米国株相場は下落。原油安でエネルギー株が下げた。週明けの東京株式相場も続落した。
  

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