日はまた昇ったとトランプ陣営動じず-NYT紙のクリントン氏支持に

  • クリントン氏は同世代で「最も粘り強い政治家の一人」-NYT
  • トランプ氏について「実現不可能なことを約束している」と同紙批判

米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏の陣営は、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官への支持を表明したことに動じなかった。「今朝も日は東から昇った」とのコメントを発表し、それぐらい意外性がなかったとの見方を示した。

  NYTは25日付社説を電子版に24日掲載。この中でクリントン氏の「実績と数多くの実用的な考え」を称賛した。さらに25日には「ドナルド・トランプ氏が大統領になるべきではない理由」という論説も掲載した。

  トランプ氏のシニアコミュニケーションズアドバイザー、ジェイソン・ミラー氏は発表文で「超リベラルでエリート主義かつ国民の感覚からずれているNYTの論説委員が、超リベラルでエリート主義かつ国民の感覚からずれたヒラリー・クリントン候補を支持したことは当然、これまでで最も驚きのないニュースの一つだ」と説明した。

  NYTが最後に大統領選で共和党候補を支持したのは、アイゼンハワー大統領が再選を目指して出馬した1956年。クリントン、トランプ両候補は26日の第1回テレビ討論会で直接対決する。

  NYTはクリントン氏の支持について、「ドナルド・トランプ氏ではない」ことが最大の根拠ではないと強調した。クリントン氏は「時折あった失策」のために人格が曲解され、「同世代で最も粘り強い政治家の一人」であるという事実がゆがめられたとの見方を示した。

  対照的にトランプ氏については、「自身や自身の計画について具体的なことは全く明らかにせず、実現不可能なことを約束している」と指摘。選挙戦で「突発的に虚偽の荒唐無稽な主張や個人攻撃を行い、外国人嫌いのナショナリズムを表明、悪びれずに性差別的発言をしてきたほか、聴衆や自らの気まぐれに応じて姿勢を変えてきた」と批判した。

原題:The Sun Also Rises, Trump Campaign Says of Times’ Clinton Nod(抜粋)

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