鉄鉱石の二大輸出国からの供給、計2億トン増加か-20年末にかけ

  • ブラジルと豪州の生産は増加する見通し:シティ
  • 利益薄い鉱山会社は減産余儀なくされる見込み

世界の鉄鉱石の二大輸出国であるオーストラリアとブラジルからの供給が2020年末にかけそれぞれ約1億トン増加し、世界の供給過剰が増えるとともに価格を圧迫し、利益がほとんど出ない鉱山会社は減産を余儀なくされるとの見通しを、シティグループが示した。

  同行はリポートで、豪州の輸出は今年の8億3500万トンから20年に9億3400万トンに、ブラジルの輸出は3億7100万トンから4億8000万トンにそれぞれ増えると予想。供給過剰は今年の2000万トンから18年には5600万トンに膨らみ、その後、価格が要因となって世界の市場は再び均衡するとの見方を示した。

  下落が予想されていた鉄鉱石価格は今年上昇しているものの、投資家は大手供給会社の増産見通しに再び注目している。ブラジルのヴァーレはS11Dプロジェクトで増産を開始予定で、モルガン・スタンレーやシティグループ、BHPビリトンは増産によって価格が下落する可能性が高いとの見方を示している。

原題:Iron Giants to Add 200 Million Tons of Supply Through 2020 (1)(抜粋)

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