米国で朝食の食材が値上がりする見通し-ブラジルの悪天候で

  • ファンドの粗糖とコーヒー生豆、オレンジ果汁の買越残高が過去最大
  • NY市場の粗糖とオレンジ果汁先物は既に4年ぶり高値近辺

朝の目覚まし時計の音がさらに苦痛になり始めるかもしれない。ブラジルでの悪天候で朝食の食材となる農産物が値上がりしているためだ。

  ブラジルのコーヒー産地全域では乾燥天候の影響でアラビカ種とロブスタ種のコーヒー生豆の生産が打撃を受けている。かんきつ類の産地では降雨が多過ぎ、オレンジ果汁の生産に影響が出ているほか、サトウキビ産地では霜が降りイールド(単収)が減少している。ブラジルはこれらの農産物の世界最大の生産・輸出国。このため、投資家による価格上昇を見込む投資が増え、3品目の買越残高の合計は過去最大に達している。

  ニューヨーク市場の粗糖とオレンジ果汁先物は既に4年ぶり高値近辺で推移。スターバックスが好んで利用するアラビカ種コーヒー生豆価格は先週、2015年2月以来の高値を付けた。今年はアジア地域がエルニーニョ現象による干ばつに見舞われた後、ブラジルで悪天候となっている。

  アルテグリス・アドバイザーズ(カリフォルニア州)のポートフォリオマネジャー、ララ・マグヌセン氏は「これは短期的現象ではない。実際に供給サイドが多少逼迫(ひっぱく)している」と指摘した。
  
原題:Your Morning Sip Will Cost More as Brazil Drought Drives Rally(抜粋)

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