【個別銘柄】保険株安い、電子部品やタカタ下落、LINEは上昇

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26日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。
  
  保険株:T&Dホールディングス(8795)は前営業日比5.8%安の1183円、第一生命保険(8750)は4.9%安の1422.5円、ソニーフィナンシャルホールディングス(8729)は4.3%安の1418円など。丸三証券の服部誠執行役員は、日本銀行の金融政策運営の新たな枠組みに対し市場では消化難が続いているとした上で、長短金利を目標通りに操作できるのか、それによって保険会社の利ざやが改善し収益が上向くのかについては疑問符が付く、と電話取材で述べた。保険株指数は東証1部業種別の下落率1位。

  電子部品株:アルプス電気(6770)は4%安の2377円、村田製作所(6981)は3.3%安の1万2765円、太陽誘電(6976)は2.6%安の994円など。23日の米国株式市場でアップルの株価は一時2.7%下落。ドイツの調査会社GfKが新スマートフォン「iPhone(アイフォーン)7」の販売台数について、昨年投入された「6s」を下回る見込みとリポートで示唆したと伝えられたことが嫌気された。

アイフォーン7

Photographer: Michael Short/Bloomberg

  TDK(6762):6.3%安の6740円。クレディ・スイス証券は23日付で投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に引き下げた。新目標株価は7800円。クアルコムへ売却が計画されている高周波デバイスを除いても2018年3月期営業利益は横ばいから微増は可能だが、現時点では株価に割安感はなく、二次電池に次ぐ新たな収益柱の立ち上がりをみたいとしている。

  LINE(3938):4.8%高の4740円。23日の米株式市場でソーシャル・ネットワーキング・サ ービス(SNS)を手掛けるツイッター株が急騰。CNBCは情報源を明示せずツイッターがセールスフォース・ドット・コムやアルファベット傘下のグーグルといった買い手候補と接触していると報じた。岡三証券投資戦略部の小川佳紀シニアストラテジストは電話取材で、LINEが買収する可能性もゼロではないと述べ、SNS業界再編の思惑が絡んで買われている、との見方を示した。

  タカタ(7312):3.6%安の347円。同社製エアバッグのリコール問題で、リコール後にテストした同社製インフレーター24万5000個のうち660個が破損したことが、米道路交通安全局(NHTSA)が23日公表した資料で明らかになった。クレディ・スイス証券は23日付リポートで、リコールの終着点は極めて不透明だとし、同証の調査対象銘柄から除外した。

  ニチレイ(2871):5.5%高の1157円。大和証券は23日付で投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」、目標株価を900円から1300円に引き上げた。加工食品事業の収益改善は想定以上とし、17年3月期営業利益予想を213億円から265億円(会社計画217億円)、来期を227億円から290億円に増額。7-9月期以降は円高メリットが加わり、対ドル1円の円高で営業利益を4億円程度押し上げると試算した。

  さが美(8201):30円(39%)高の107円でストップ高。投資ファンドのニューホライズンキャピタルから買収提案あったことを26日明らかにした。同日付の日本経済新聞朝刊は、買収合意済みのアスパラントグループの提示額1株56円を25%上回る70円の対抗案をニューホライズンが提示したと報道。さが美の親会社のユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)はアスパラントが実施中のTOB(株式公開買い付け)に応募を決めていたという。

  京セラ(6971):3.1%安の4773円。クレディ・スイス証券は23日付リポートで、17年3月期営業利益予想を1072億円から862億円(会社計画1100億円)、来期を1162億円から929億円に減額した。ディスプレーなど赤字事業の改善が遅れている上、収益源だった半導体部品事業も3期連続での減益を予想、目標株価を5800円から5200円に変更した。

  ジャパンディスプレイ(6740):7.4%安の151円。主力取引銀行団に最大で500億円規模の融資を要請したと共同通信が23日報じた。悪化した事業環境を受けて手元資金を確保する狙いとみられ、筆頭株主の産業革新機構も中長期的な支援に向けた協議を来週にも始める見込みという。

  ニコン(7731):1.9%高の1530円。シティグループ証券は投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。FPD露光装置とSPE露光装置、イメージングの主力3事業で変化の兆候が見られると指摘。同社に対する株式市場の期待が低いためアップサイドのシナリオを強調する価値があるとみる。

  東京鉄鋼(5445):2.6%高の400円。エフィッシモ・キャピタル・マネージメントの持ち株比率が5.88%から7.28%に上昇していたことが23日の大量保有報告書で明らかになった。岩井コスモ証券の岩崎彰シニアアナリストは、これが良い投資機会と捉えられ個人投資家などの追随買いが入っているようだ、と電話取材で指摘した。

  サンバイオ(4592):7.3%高の1595円。野村証券はリポートで、23日の決算説明会で再生細胞薬「SB623」の臨床試験がおおむね順調に進展していることを確認できたと評価。中でも日本での外傷性脳損傷向けフェーズ2試験が開始されたことは、同社が日本で治験可能な品質水準を示したことを意味し、今後の適応疾患拡大、グローバル開発を進めやすくなるとみる。

  バリューデザイン(3960):サーバー管理型プリペイドカードやギフトカードシステムなどを手掛ける同社が26日、東証マザーズ市場に新規上場した。朝方から買い気配値を切り上げ、午後に付いた初値は公開価格2040円の2.1倍の4315円。終値は3900円。

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