家計金融資産1.7%減、株安で7年ぶり2四半期連続マイナス-6月末

  • 現預金は920兆円で過去2番目の水準-企業も現預金が過去最高
  • 国債の保有残高は日銀、海外とも過去最高-日銀資金循環統計

家計の金融資産残高が6月末で1746兆円と1年前と比べて1.7%減少したことが、日本銀行が26日発表した資金循環統計(4-6月速報)で分かった。株安や円高などが要因。2期連続でマイナスを記録したのは2009年4-6月期以来。

  家計の金融資産のうち、現金・預金は前年比1.2%増の920兆円と過去2番目で、全体の52.7%を占めた。一方、投資信託は11.7%減の87兆円、株式等は16.6%減の144兆円で、株価下落や円高による評価額減が響いた。

  企業(金融を除く民間)の金融資産は4.6%減の994兆円で23四半期ぶりのマイナスとなった。うち株式等が19.2%減の258兆円と大幅に減少したが、現金・預金は前年比7.8%増の242兆円と過去最高となった。

  政府などの借金である国債等(国庫短期証券と国債、財政投融資特別会計発行債券)は1105兆円。最大の保有者は日銀で、異次元緩和による大規模購入で残高(398兆円)、全体に占める比率(36.0%)ともに過去最高。海外の保有も111兆円と過去最高を更新した。全体に占める比率(10.0%)は前期を小幅下回った。

  資金循環統計は家計や金融機関、法人、政府が保有する資産・負債を金融商品ごとに四半期毎に日銀が集計している。

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