原油投機家、OPECの価格下支え能力への期待しぼむ

  • 投機家のWTI下落見込む売りポジションは50%増加:CFTC
  • OPEC加盟国は28日にアルジェで非公式会合を開く

原油投資家はここ1年余りで最も速いペースで弱気に転じている。石油輸出国機構(OPEC)が今週アルジェリアの首都アルジェで開く非公式会合で他の産油国と供給抑制に向けた合意に達する可能性について、投資家の確信が低下したことが背景にある。

  非公式会合を控え、OPEC産油量が過去最高水準を維持する中、資産運用会社の原油価格下落を見込む売りポジションは50%増加。OPEC閣僚らは合意を目指してウィーンやパリ、モスクワで相次いで会談。原油価格は今月、1バレル=47.62ドルに上昇した。サウジアラビアが生産に関する合意の可能性について否定的な見通しを示したと報じられたことを受け、原油価格は23日に下落した。

  エネルギー関連の商品に重点を置くヘッジファンド、アゲイン・キャピタル(ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は「非公式会合をめぐる発言はむなしく聞こえる。各国は引き続き増産しており、発言と行動は完全に食い違っている」と指摘した。

  米商品先物取引委員会(CFTC)によれば、資産運用会社によるウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油の先物とオプションの売りポジションは20日終了週に5万558枚増加。買いポジションは4週連続で減り、ここ1年2カ月で最長の減少となっている。
  
原題:Oil Speculators Abandon Hope in OPEC’s Ability to Support Prices(抜粋)

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