9月26日の欧州マーケットサマリー:株7月以来の急落、スペイン債上昇

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欧州の為替・株式・債券・商品相場は次の 通り。

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.1254   1.1226
ドル/円            100.31   101.02
ユーロ/円          112.88   113.37


株               終値   前営業日比 変化率
ダウ欧州株600   340.00     -5.34    -1.5%
英FT100      6,818.04   -91.39    -1.3%
独DAX      10,393.71   -233.26   -2.2%
仏CAC40     4,407.85   -80.84    -1.8%


債券          直近利回り 前営業日比
独国債2年物      -.68%       -.01
独国債10年物     -.12%       -.03
英国債10年物     +.70%       -.03


商品                  直近値   前営業日比 変化率
金   現物午後値決め  1,340.50    +1.85     +.14%
原油 北海ブレント         47.36     +1.47    +3.20%

◎欧州株:7月上旬以来の大幅安-ドイツ銀は最安値を更新

26日の欧州株式相場は下落し、指標のストックス欧州600指数は7 月上旬以来の大幅安となった。銀行株の急落で、先週の株価上昇を支え ていた楽観が後退した。

財務状況に対する懸念の高まりからドイツ銀行が上場来安値を更新 し、他行も値下がり。銀行銘柄の株価純資産倍率(PBR)は0.66倍 と、ストックス600指数の業種別指数の中で最も低く、ストックス600指 数と比較した水準はこれまでの最低に接近した。

ストックス600指数は前週末比1.6%安の340.00で終了。先週の上げ 幅の約3分の2を失った。銀行銘柄は約1カ月ぶりの安値水準となっ た。ユーロ圏の株価下落に備えたオプション費用に連動するVストック ス指数は1月以来の大幅上昇。先週は2014年以来の低水準だった。

ランプ・アセット・マネジメント(デュッセルドルフ)のシニア株 式マネジャー、ミヒャエル・ボイシュネック氏は「ドイツ銀をめぐる劇 的な出来事で欧州の金融セクターが再び注目の的となっている。資本市 場で大きく活動する他行の状況にも疑問が生じている。大きな政治イベ ントを伴う四半期に突入しつつあり、ボラティリティが高くなるだろ う」と語った。

ドイツ銀は7.5%安の急落。総選挙を来年に控え、メルケル首相が 同行に対する政府支援の可能性を排除したと報じられたことが売りを誘 った。ウニクレディトとアイルランド銀行、BNPパリバなども大きく 下げた。

西欧の主要株価指数の中で、ドイツとフランス、イタリアの指数の 下げが目立った。英FTSE100指数は1.3%低下した。

ストックス600指数の中で上昇したのはわずか35銘柄。特殊化学品 メーカーの独ランクセスは8.1%値上がり。米ケムチュラを現金約21億 ドルで買収することに合意し、好感された。

原題:Lenders Drag Down Europe Stocks as Deutsche Bank Sinks to Record(抜粋)

◎欧州債:スペイン債上昇-ブラックロック、高利回り債に価値見いだす

26日の欧州債市場ではスペイン国債が上昇。欧州中央銀行 (ECB)のドラギ総裁が異例の緩和策の擁護を強める中、世界最大の 資産運用会社、米ブラックロックは域内の高利回り国債が持ち直すと見 込んでいる。

ポルトガルに対する唯一の投資適格級の格付けが10月21日に見直さ れるほか、イタリアはレンツィ首相の進退が問われる政治改革法案の国 民投票を12月4日に行うと発表した。ブラックロックは「短期的なリス ク」と「政治の騒々しさ」をECBの政策が打ち消すだろうとみてい る。ドラギ総裁はこの日、ブリュッセルの欧州議会での証言で、必要と 見なす限り金融緩和を継続するとの意思をあらためて表明した。

域内で最高格付けを持つ国債の利回りがゼロ付近またはこれを下回 る水準にある中、代替投資先を求める動きが周辺国国債を支えていると ブラックロックは指摘。ECBは今月の会合で速やかな緩和拡大実施を 示唆しなかったことで市場に失望感が広がったものの、月額800億ユー ロの資産購入を続けている。

同社のグローバル国債ストラテジスト、マリリン・ワトソン氏は、 イタリア国債を安心して保有できるとし、目先のボラティリティをいと わない向きにはポルトガル債やギリシャ債すら価値があると語った。

同氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューにロンドンで 応じ、「向こう数カ月間には数多くの短期的なリスクがあり、政治は極 めて騒々しくなるが、中期的に欧州の周辺国債には引き続き投資妙味が あるとみなしている。スプレッド縮小は続くだろう」と述べた。中核国 の国債利回りが「ゼロまたはマイナス」となる展開では、「ボラティリ ティを受け入れる構えがあれば」、比較的格付けの低い国債が価値をも たらすと付け加えた。

ロンドン時間午後3時58分現在、スペイン10年債利回りは前週末比 5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.92%。一時 は0.99%まで上げ、21日以来の高水準となった。同国債(表面利 率1.95%、2026年4月償還)価格は0.47上げ109.43。

ドラギ総裁は28日にドイツ議員との非公開会合で証言する。ここで は景気支援とインフレ押し上げで必要な場合、ECBは追加措置を講じ る準備があるとの姿勢を示し、投資家らを安心させようとする可能性が ある。

欧州債の指標とされるドイツ10年債利回りは3bp下げてマイナ ス0.11%。スペイン国債との利回り格差(スプレッド)は103bpに縮 小した。一時は12日以降で最大となる109bpに広がっていた。イタリ ア10年債利回りも3bp低下の1.19%。ドイツ国債に対するスプレッド は130bp。

原題:BlackRock Ties Wager on Periphery Bonds to ECB Buffering Turmoil(抜粋) 原題:ITALY TO HOLD REFERENDUM ON SENATE REFORM DEC. 4(抜粋)

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