サウジ、1月水準への生産削減を提案-アルジェリア・エネルギー相

  • 28日にアルジェでOPEC非公式会合が開催される
  • 石油市場は6月時点よりずっと危機的な状況-ブテルファ氏

世界最大の石油輸出国であるサウジアラビアは、自国の生産量を1月時点の水準まで削減することを提案した。今週の石油輸出国機構(OPEC)非公式会合を主催するアルジェリアのブテルファ・エネルギー相が明らかにした。

  サウジがアルジェでの会合について、生産水準を決定する場ではなく、相談し合う機会と位置付けていると伝えられたことを受け、原油相場は先週23日に3.7%下落した。ブテルファ氏の発言はOPECの2014年以降初めての生産抑制に向けサウジがなお前向きなことを示している可能性がある。次回のOPEC総会は11月にウィーンで開かれる。

OPEC旗

Photographer: Akos Stiller/Bloomberg

  ブテルファ氏は25日のインタビューで、6月のOPEC総会時よりも石油市場が「ずっと危機的な」状況にあると指摘。その後の記者会見で、サウジ以外の産油国からも提案があったと発言したが、詳細は明らかにしなかった。

  同氏は「サウジは生産を1月時点の水準に据え置く準備がある」と説明。提案は「興味深いステップだ」と述べた。ブルームバーグのデータによると、8月のサウジの生産量は過去最高の日量1069万バレル。1月は1020万バレルだった。同氏はアルジェリアとしてはOPEC全体で日量100万バレル減らすことを望んでいると述べ、同国にとって妥当な価格は1バレル=50ー60ドルだと指摘した。

  サウジとイランはウィーンで2日間の予備的な協議を行い、サウジはイランが生産を現行水準で据え置くことに同意すれば、減産する用意があると伝えたものの、合意には至らなかった。交渉に詳しい関係者2人が明らかにした。4月には両国の対立が原因で、産油国が増産凍結で合意できなかった。

  ブテルファ氏は今週のOPEC会合について、非公式の会合だが、何らかの決定を下せる臨時総会に変更することもあり得ると述べた。

原題:Saudis Willing to Act on ‘Critical’ Oil Market, Algeria Says (1)(抜粋)

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