タカタ製エアバッグ部品、リコール後のテストで数百個が破損

  • リコールに応じていないドライバーへのリスクが浮き彫りに
  • タカタがNHTSAに義務づけられていた報告書を提出

自動車業界では過去最大規模となっているタカタ製エアバッグのリコール(無料の回収・修理)問題。エアバッグを膨らませる部品のインフレーター数百個が回収後のテスト中に破損するなど、タカタ製エアバッグを搭載した車を運転するドライバーがさらされるリスクの可能性が浮き彫りになっている。

  米運輸省の道路交通安全局(NHTSA)が23日公表した資料によると、回収後にテストが実施されたインフレーター24万5000個のうち660個が破損。タカタ製のインフレーターは破損して金属片が飛び散る危険があり、世界でこれまでに15人の死亡との関連が指摘されている。

  このテスト結果は、リコールにまだ応じていない消費者や、現在行われているリコールから対象外となっている比較的に新しい車のオーナーのリスクを示唆している。テストでは、インフレーターが徐々に劣化することを示しているため、タカタは代替部品の増産が行われている間、古い車を優先して回収・修理を行っている。

  タカタがNHTSAに23日提出した報告書によると、エアバッグ破損の理由は、同社が採用した原料が一因であり、製造過程の問題も多少影響した。時期や湿気、気温の変化などの要因が重なり、エアバッグに使われている硝酸アンモニウムの生産を不安定にしたと説明している。同報告書は昨年のNHTSAとの合意によって提出が義務づけられていた。

  タカタは電子メールで配信した声明で「インフレーターの不具合による影響を受けた方々に心からおわびする」とコメント。「NHTSAへの報告書で述べたとおり、タカタはエアバッグインフレーターの研究とテストに広範囲に及ぶ資源を投入しており、これにはインフレーター不具合の原因究明に向け、独立した立場にある世界有数の専門家との協力が含まれる」としている。

原題:Hundreds of Recalled Takata Airbag Parts Ruptured in Testing (1)(抜粋)

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