トルコをジャンク級に格下げ、資本逆流のリスク高まる-ムーディーズ

  • 格付けを「Baa3」から「Ba1」に引き下げ
  • エルドアン大統領は格下げされても「気にしない」と前日発言

米ムーディーズ・インベスターズ・サービスは23日、トルコのソブリン格付けをジャンク級に引き下げた。7月15日のクーデター未遂事件を受けた格付け見直しによるもので、資本逆流のリスクなど同国の国際収支の悪化を指摘している。

  ムーディーズはトルコの格付けを「Baa3」から「Ba1」に引き下げた理由として、外部から資金を調達する必要性や景気鈍化に伴う信用ファンダメンタルズの悪化などに関連するリスクを挙げた。今回の格下げを受け、トルコに投資適格級の格付けを付与しているのはフィッチ・レーティングスのみとなった。

  ムーディーズは発表資料で、「外国資本の流れが急反転して混乱を引き起こしたり、準備金の急激な減少を招くリスクや、最悪のシナリオで国際収支の危機が起こるリスクが高まっている」と指摘。「トルコの信用プロフィルのゆっくりな悪化は向こう2、3年は続き、リスクのバランスはBa1の格付け水準のほうが正確に反映される」とした。

  トルコのエルドアン大統領は22日、ニューヨークでのブルームバーグとのインタビューで、格付け会社が政治的バイアスのために誤った判断をしていると批判し、同国が格下げされても「全く気にしない」と発言していた。

原題:Turkey Cut to Junk as Moody’s Concludes Its Post-Coup Review(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE