23日の欧州債市場ではドイツ国債が週間ベースで5月以来の大幅上昇となった。追加緩和策が講じられるとの投資家の見方は、最新の経済データでほとんど揺らいでいない。

  30年物利回りは2週間ぶり低水準付近で推移。IHSマークイットがこの日発表したサービス業と製造業を合わせた9月のユーロ圏総合購買担当者指数(PMI)はエコノミストの予想以上に落ち込み、経済活動が2015年1月以来の鈍い状態にあることを示唆した。

  今週は長期債の上げが目立った。米当局が21日に来年の利上げ回数の見通しを下方修正したほか、同日に日本銀行は金融政策を調整した。これで欧州中央銀行(ECB)も追加緩和を強いられるとの観測が高まった。

  ダンスケ銀行(コペンハーゲン)のチーフアナリスト、アラン・フォンメーレン氏は「米当局のメッセージはハト派的と受け取られた。これは利回り追求とイールドカーブのフラット化が進むことを意味する」と述べた。

  ロンドン時間午後4時40分現在、ドイツ30年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.48%。週間ベースでは16bp低下し、5月6日終了週以来の大きな下げとなった。同国債(表面利率2.5%、2046年8月償還)価格は前日比0.379下げ156.095。

  2年債との利回り格差は前週末から14bp縮まり114bp。長期債の需要が強まったことを反映した。

原題:Europe’s Bond Rally Intact as Economy Keeps Stimulus Bets Alive(抜粋)

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