トルコ大統領が米政府を批判-クルド人支援とギュレン師めぐり

トルコのエルドアン大統領は、クルド人問題と7月に起きたクーデター未遂事件について触れ、米国がトルコに極めて重要な2つの問題で責務を果たしていないと批判した。

  訪米中の同大統領は22日、ニューヨークでインタビューに応じ、過激派組織「イスラム国」と戦っているクルド人部隊をトルコ政府はテロリストと見なしており、クルド側への軍事支援をすることで米国は「世界の目前で悪事を行っている」ことになると主張した。イスラム国との戦いは国際的な枠組みに委ねるべきであり、クルド側に「武器を渡すことで、われわれの将来を危うくしている」と語った。

  エルドアン大統領はまたトルコで未遂に終わったクーデターで政府側が首謀者だとしている米国に亡命中のギュレン師について、身柄引き渡し要求はまず司法制度に基づいて判断されるとの米政府の主張を一蹴。米司法省はトルコ政府の主張について検証を進めているが、ギュレン師は関与を否定しており、米当局者は検討には数カ月を要する可能性があると述べている。

  かつてギュレン師と協力関係にあったエルドアン大統領は、「残念ながら司法の判断を待つことはできない。これはトルコで起きた犯罪であり、米国での犯罪ではない」と言明。「われわれの政治パートナーには信頼に足るパートナーであってほしいと考えており、手腕を発揮しわれわれの期待に応えてほしいと考えている」と語った。

原題:Erdogan Blasts U.S. for Ties to Exiled Cleric, Support for Kurds(抜粋)

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