米ウェルズF取締役会と元幹部を株主が提訴、無断口座開設疑惑めぐり

  • スタンプCEOと取締役会は信認義務違反と株主は主張
  • 年末退任予定のトルステッド氏への新たな支払い差し止めを請求

米銀ウェルズ・ファーゴのコミュニティーバンキング部門が手数料収入を増やすため無断で口座開設したとされる問題で、同行取締役会は株主への義務に反したとして投資家から提訴された。同部門責任者だったキャリー・トルステッド氏も訴訟の対象とされている。

  今回の訴訟でウェルズ・ファーゴとジョン・スタンプ最高経営責任者(CEO)への風当たりは一段と強まった。同行は今月8日、預金口座やクレジットカード口座200万件余りを顧客に無断で開設したとされる問題について決着させるため当局に1億8500万ドル(約185億円)を支払うことに同意している。アナリストや議会指導者らは、同行にトルステッド氏の報酬を回収させスタンプCEOに辞任するよう求めている。

  今回の訴訟はウラジミール・グシンスキー・リボカブル・トラストがスタンプCEOとトルステッド氏、取締役会を相手取りサンフランシスコにあるカリフォルニア州地裁に提起した。訴状は、トルステッド氏の退職手当の削減を取締役会が拒否するのは「株主に対する信認義務違反」だと指摘し、同行がトルステッド氏に年末の退任予定に先だって新たに支払うことを差し止めるよう地裁判事に求めている。

  ウェルズ・ファーゴの広報担当者は21日に州地裁に提起された訴訟についてコメントを控えている。

原題:Wells Board, Tolstedt Sued by Investor Over Accounts Scandal (2)(抜粋)

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