OECD、英国の17年成長見通し下方修正-EU離脱めぐる不透明感で

  • 17年英成長率見通しを1%に引き下げ-6月時点の予想の半分
  • 不透明感が高く、リスクは引き続き下向きと指摘

経済協力開発機構(OECD)は、英国の経済成長見通しを下方修正した。欧州連合(EU)からの離脱が決まった6月の英国民投票のショック以降、同国の景気は安定する兆しが見られるものの、今後はさらに低迷する可能性があると説明した。

  OECDは21日公表した中間経済見通しで、2017年の英成長率を1%と予想。EU離脱の是非を問う国民投票が行われる前に公表された6月時点の見通しの半分に過ぎない。

  英離脱決定以降の調査で経済が予想よりも良好であることが示されており、OECDはそれについて8月に新たな刺激策に踏み切ったイングランド銀行(英中央銀行)の「迅速な行動」を一因として挙げた。EU離脱を大きなリスクだと警告していたOECDは、これまでの景気の情勢は国民投票前に示された「比較的穏やかなシナリオ」とおおむね一致しているとの見方を示した。

  OECDは「将来の政策軌道や経済の反応をめぐる不透明感は依然として非常に高く、リスクは引き続き下向きだ」と分析。「長期的には、英国が今後EUや他のパートナーと結ぶ将来の通商協定が同国経済の先行きにとって極めて重要だ」と指摘した。

原題:OECD Cuts U.K. Outlook as Brexit Uncertainty Weighs on Economy(抜粋)

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