今年の米年末商戦売上高は増加の見通し-大手小売りチェーン苦戦か

  • デロイト:今年のホリデーシーズン小売売上高を前年比4%増と予想
  • 中小のニッチな小売業者からのギフト購入が増えている

今年の米ホリデーシーズンの小売売上高は雇用市場の改善が追い風となり、昨年を約4%上回るとの見通しを米コンサルティング会社デロイトが示した。ただ、大手小売りチェーンにとっては良いことばかりではない。

  デロイトが21日発表した年次報告書によれば、消費者はニッチな小売業者からのギフト購入をますます増やしており、それがウォルマート・ストアーズやメーシーズといった大手からの客離れにつながる可能性がある。デロイトの推定によると、メンズアパレルのオンライン販売を手掛けるボノボスやフィットネスウエアのファブレティックスなど新興小売企業はこの5年間で大手チェーンから年2000億ドル(約20兆3000億円)の売り上げを奪ってきた。

  デロイトのバイスチェアマン、ロッド・サイズ氏は「多くの中小新興企業が同時に、少しずつ売り上げを奪い取っている」と指摘。「だれもがアマゾンの影響やその種の企業を懸念しているが、最終的にはこうした中小ウェブサイトが特定の製品カテゴリーに絞って市場シェアを削り取っている」と説明した。

  自動車とガソリンの購入を除いたベースで、米ホリデーシーズンの売上高は1兆ドルを超える可能性があるとデロイトは分析。昨年は前年比3.6%増だった。今年のホリデーシーズンのオンライン売上高は最大19%増の980億ドルと予想した。

原題:U.S. Holiday Sales to Grow, But Big Chains Getting Smaller Piece(抜粋)

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