米スプリントとTモバイルUSが顧客奪い合う-市場の伸び鈍化する中

  • Tモバイル:スプリントから30万人の顧客を獲得、7-9月期
  • スプリントCEO:Tモバイルの顧客を呼び込んでいる

TモバイルUSとスプリントは互いに顧客を奪い合う状況にあることを明らかにした。米無線通信事業者としては比較的小規模な両社は携帯電話市場の伸びが鈍化する中、成長の道筋を探っている。

  Tモバイルは7-9月(第3四半期)に入ってこれまでに、携帯電話契約者数を約75万3000人増やした。ブルームバーグがまとめた7-9月期全体のアナリスト予想平均は89万9000人増で、前年同期は110万人増だった。Tモバイルの20日の発表資料よれば、同社が7-9月期に入って獲得した顧客数はベライゾン・コミュニケーションズからの乗り換えが25万人、AT&Tからが40万人、スプリントからは30万人となっている。ただし、これらの数字にはTモバイルから各社に切り替えた人数は含まれていない。

  一方、ソフトバンクグループの米子会社、スプリントのマルセロ・クラウレ最高経営責任者(CEO)は20日のインタビューで、同社はTモバイルの顧客を呼び込んでいると発言。Tモバイルが公表した数字に異議を唱えるとともに、スプリントは7-9月期が終了した段階で正式な契約者数を公表すると述べた。

  20日の米株式市場でTモバイルの終値は3.1%安の44.50ドル。スプリントは6.6%安の6.21ドルと、この約2カ月で最大の下げとなった。

  ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、ジョン・バトラー氏は「スプリントはこの数四半期に安定性を増してきており、以前のように他社に大幅にシェアを奪われる存在ではなくなった」と指摘した。

原題:T-Mobile, Sprint Take Each Other’s Customers as Market Slows (1)(抜粋)

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