ブラジル株:ボベスパ指数、続伸-テメル大統領が改革推進を断言

  • 通貨レアルも高い-改革に向けた楽観的見方広がる
  • ペトロブラスが上げ、通貨高を嫌気して製紙会社が安い

20日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は続伸。同国のテメル大統領は成長回復と財政立て直しを目指し改革を推進していく意向を強調した。通貨レアルも高い。

  ボベスパ指数は前日比0.7%高の57736.46で終了。テメル大統領は19日、ブルームバーグのニューヨークの本社でインタビューに応じ、不人気な政策を推し進めていくと断言した。レアルは0.4%高の1ドル=3.2589レアル。

  ブラジル資産は今年、歳出抑制を含む回復に向けた計画が新たな政権によって進められるとの期待から上げてきた。ルセフ前大統領の罷免につながった政治的危機は依然としてリスクとみられるものの、テメル大統領の動きはこれまでのところ、回復を見込む投資家の楽観的見方を維持することにつながっている。

  ボベスパ指数構成銘柄では、ブラジル石油公社(ペトロブラス)が3.4%と高い。同社は債務削減に向け投資削減を公約し資産売却を再確認した。元幹部や政治家らを巻き込んだ汚職スキャンダルからの立ち直りを目指す同社の取り組みは、投資家に対するブラジルのイメージ改善にも寄与している。

  イレブン・ファイナンシャル・リサーチ(サンパウロ)の資本市場責任者のアジオダト・ボルピ・ネト氏は「ボベスパ指数のパフォーマンスに大きく影響する企業であるペトロブラスにとって、専門的な一貫した責任ある戦略をとることは極めて重要だ」と語った。

  一方、レアル高を受けて、売上高の大半を輸出で稼ぐ製紙会社のフィブリア・セルロージとスザーノ・パペル・エ・セルロージはボベスパ指数構成銘柄の中で下げがきつかった。

原題:Brazil’s Real Gains With Ibovespa as Temer Vows to Push Reforms(抜粋)

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