NY外為:円上昇、日銀ツイストより米タカ派姿勢に備え

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20日のニューヨーク外国為替市場では円が上昇。日本銀行の金融政策決定会合のほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)が21日発表する声明に注目が集まっている。

  このままいけば円は2011年以来の3四半期連続の上昇となる。為替ストラテジストは、円にとって最大の弱材料はイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長がタカ派的な姿勢を示唆することだとみている。

イエレンFRB議長(右)

Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

  カナディアン・インペリアル・バンク・オブ・コマース(CIBC)の為替戦略責任者、ジェレミー・ストレッチ氏(ロンドン在勤)は「FOMCが示す政策の方向感が大きな影響力を及ぼす中で、日銀だけを単独で見ることは難しい。当行は日銀がマイナス金利を深掘りするとみている。ただし円を著しく下げるには恐らく十分ではないだろう」と述べた。   

  ニューヨーク時間午後5時現在、円は対ドルで0.2%上昇して1ドル=101円70銭。

  三井住友銀行の佐藤慎介為替トレーディンググループ長は、そもそも米国の利上げが年内1回程度ならドル高トレンドへの回帰は見込めないと指摘。日銀がマイナス金利の深掘りをやってもやらなくても、「カーブが立って円安トレンドに回帰していくということはない」とみている。

  ブルームバーグがまとめたアナリスト60人超の予想中央値に基づくと、年末時点の円は対ドルで105円。今年1月時点での同見通しは125円だった。

  ウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズの為替ストラテジスト、エリック・ビロリア氏(ニューヨーク在勤)は日銀が一段の緩和策を決定しても円は上昇する可能性があると指摘。「円は年初来上昇しており、緩和策が決定された前後にも上昇したことが何度かあった」と述べ、日銀のこれまでの緩和策は「予想を下回る規模だと受け止められている。市場参加者の予想次第だ」と続けた。  

原題:Yen Rally Seen at Greater Risk From Fed Hawks Than BOJ Twists(抜粋)

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