米国株:ほぼ変わらず、金融政策決定控えセンチメント不安定

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20日の米株式相場はほぼ変わらず。米連邦公開市場委員会(FOMC)および日本銀行の政策発表を21日に控え、センチメントが揺れ動いた。

  生活必需品や医薬品が高い。製薬会社アラガンによるバイオ医薬品会社トビラ・セラピューティクス買収合意を受けてバイオテクノロジー株が買われた。一方でレナーをはじめとする住宅建設株は下落。8月の住宅着工件数の減少が嫌気された。

ニューヨーク証取のトレーダー

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  S&P500種株価指数は前日比0.1%未満上昇の2139.76。一時0.6%高となる場面もあった。ダウ工業株30種平均は9.79ドル上げて18129.96ドル。ナスダック総合指数は0.1%上昇。

  プライベート・クライアント・グループ・オブ・USバンクの地域運用担当者ジム・デービス氏は、「FOMCと日銀の結果待ちだ」と分析。「FOMCは何もしないというのが市場全般の見方だ。市場はリセットされ、英国の欧州連合(EU)離脱決定前の状況に戻っている。金融当局がいくらか支援的な政策を続ける確証が求められている」と続けた。

  朝方発表された8月の米住宅着工件数は予想以上の落ち込みとなった。また着工件数の先行指標となる住宅着工許可件数は予想外に減少した。アパート建設の申請が減った。住宅着工件数はFOMCの政策決定発表前では最後の重要経済指標となる。21日には日銀も政策決定を発表する。

  金利先物市場が示唆する9月の利上げ確率は22%と、8月終わりの40%超から低下している。

  ジュリアス・ベア・グループの調査責任者、クリスチャン・ガティカー氏は「市場の関心は金融政策の決定内容だけに向けられている」とし、「全般的にやや様子見モードになっており、どのくらいの方向性が出てくるかに左右されるだろう。市場は今月の利上げの可能性は排除しているが、12月になるのか来年以降になるのか示唆を待っている」と続けた。

原題:Signs of Life in Small-Cap Health-Care as S&P 500 Floats Higher(抜粋)
原題:Bonds Rise With Stocks as Clock Ticks Toward Fed, BOJ; Oil Gains(抜粋)

(第4段落以降を追加し、更新します.)
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