アリババの金融部門、企業価値はゴールドマンしのぐ可能性-CLSA

中国の電子商取引会社アリババ・グループ・ホールディングは、顧客がオンラインで買い物をする際の利便性を高めようと2004年に決済サービス「アリペイ」をスタートさせた。アリペイの親会社アント・ファイナンシャルの企業価値は現在、米ゴールドマン・サックス・グループを上回る750億ドル(約7兆6200億円)に成長している可能性があると、CLSAの通信・インターネット調査責任者エリノア・レオン氏は分析している。

  この概算はそれほど現実からかけ離れた数字ではないかもしれない。アント・ファイナンシャルが今年45億ドルを調達した時点で、同社は約600億ドルと評価されていたと、事情に詳しい複数の関係者が当時話していた。

  レオン氏はアント・ファイナンシャルの企業価値の大半をアリペイが占めると試算。アリペイの価値は500億ドルになるとした。アントのマイクロ融資サービス事業は80億ドル、ウェルスマネジメント事業は70億ドルと評価。これに投資と手元資金が加わるため、ゴールドマンの19日時点での時価総額およそ700億ドルを上回るという。

  同氏は「アリペイはオンライン決済のエコシステムを非常に力強く率いている」と指摘。またアリペイは「アント・ファイナンシャルの他の商品を流通させる主要なプラットホーム」でもあると加えた。

  さらにレオン氏は、アント・ファイナンシャルは向こう2年間で1000億ドル規模に成長する可能性があると予想。現在の価値評価には保険や信用度採点サービス、クラウドコンピューティングといった事業は含まれていないためだと説明した。

原題:Jack Ma’s Finance Business May Be Worth More Than Goldman Sachs(抜粋)

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