中国のシャドーバンキング、38兆円の損失リスク-CLSAが試算

  • 銀行関連のシャドーファイナンシングの不良債権比率を16.4%と予想
  • シャドーファイナンシングは銀行改革の失敗を意味するとリポート

中国のシャドーバンキング(影の銀行)は、3750億ドル(約38兆円)の損失発生につながる恐れがある。CLSAが試算した。

  CLSAは20日に香港メディアに公表したリポートで、「銀行関連のシャドーファイナンシング」の予想される不良債権比率を16.4%、金額にして4兆2000億元と推計。回収率を40%と想定すると、2兆5000億元の損失が発生する可能性がある。

  同社アナリストの張燿昌氏はリポートで、「シャドーファイナンシングは、利益を守るために規制の回避を目指す銀行がその拡大を主導していることを考えると、銀行改革の失敗を意味する。シャドーファイナンシングは急成長しており、リスクの高い業界への与信経路であるにもかかわらず、暗黙の政府保証で恩恵を得ている」と指摘した。

中国人民銀行(中銀)本店にかかる旗の影

problem: the rebalancing stops at the water’s edge. Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

  CLSAの推計では、信託会社が関係するローン商品や銀行のウェルスマネジメント商品、証券・保険・投資信託会社が販売する資産運用プランを含むシャドーファイナンシングは、2011年から15年までに年30%のペースで拡大し、中国の国内総生産(GDP)の79%に相当する54兆元規模に達した。

原題:China Risks $375 Billion of Shadow Banking Losses, CLSA Says (1)(抜粋)

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