豪中銀議事録:低金利が設備投資減少の影響緩和に寄与-9月会合

  • 1-6月の成長率は潜在成長率の推定値近辺
  • 現在のスタンスは持続的成長および経時的インフレ目標達成と整合的

オーストラリア準備銀行(中央銀行)は20日、今月6日に開いた金融政策決定会合の議事録を公表した。議事録では、豪経済が資源投資の落ち込みを乗り切るために過去最低水準の金利が役立っているとの認識が示された。豪中銀は同会合で政策金利を1.5%に据え置いた。

  議事録によれば、金融政策決定会合に出席した政策担当者は、商品の輸出価格が今年の底値から30%上昇したことで、豪経済が思いがけない刺激を享受していると分析。中国の高コスト生産業者がバルク商品の生産を減らしていることが、値上がりの理由として挙げられた。

  さらに「設備投資が一段と大きく落ち込んだにもかかわらず、1-6月(上期)が潜在成長率の推定値近辺」だったと指摘されたほか、「金利に敏感なセクターが緩和的な金融政策に支えられる」一方、豪ドルが反発すればサービス産業の成長に向けた調整が難しくなりかねないとの認識があらためて示された。

  議事録によると、豪中銀の政策担当者らは、今月の会合での金利据え置きの決定について、現在のスタンスは「豪経済の持続的成長および経時的なインフレ目標達成と整合的」と判断した。  

  キャピタル・エコノミクスの豪州・ニュージーランド担当チーフエコノミスト、ポール・デールズ氏(シドニー在勤)は議事録について、「豪中銀が追加利下げを急いでいないことを示唆する他の証拠を裏付けるものだ。豪中銀の見解を変える可能性があるのは、10月後半に発表される7-9月(第3四半期)の消費者物価指数(CPI)だ」と述べた。

  豪ドルはシドニー時間午後0時25分現在、対米ドルで1豪ドル=0.7542米ドルとほぼ変わらず。議事録公表前の段階では同0.7545米ドルだった。   

原題:RBA Says Low Rates Help Economy Absorb Decline in Investment (1)(抜粋)

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