ドイツ銀にマーシャル・ウェイスが154億円の空売り-全体は縮小傾向

  • ドイツ銀株のショートポジションは7月のピークから縮小傾向にある
  • 米当局の調査決着のための支払いで資本調達が必要になるとの懸念も

英ヘッジファンド運営会社マーシャル・ウェイスは、ドイツ最大の銀行であるドイツ銀行の株価下落に賭ける投資ポジションを増やした。他の投資家は逆に約3カ月ぶりの水準までショートポジションを縮小している。

  KKRが25%出資し、ロンドンに拠点を置くマーシャル・ウェイスの19日の届け出によれば、16日時点のドイツ銀株のショートポジションは前回の開示から40万株余り増えて1130万株(1億5110万ドル=約154億円)となった。

  ドイツ銀株をめぐっては、ソロス・ファンド・マネジメントが約700万株の売り持ちを6月に開示。ショートポジションは7月7日時点で過去1年余りで最高の水準に達した。マークイットが集計したデータによれば、空売りが発行済み株式全体に占める割合は9月16日現在1.8%と6月27日以降で最も低い。

ドイツ銀行のロゴ(ニューヨーク証取)

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  ドイツ銀は住宅ローン担保証券(RMBS)販売をめぐる調査を決着させる条件として、140億ドル前後の支払いに応じるよう米司法省から求められており、資本調達の必要が出てくるのではないかとアナリストらは懸念を示している。しかし新たな下向き圧力にもかかわらず、株式のショートポジションは全体としては縮小傾向にある。

  ブルームバーグ欧州500銀行指数は今年に入り23%下げているが、ドイツ銀の株価下落率は48%とさらに大きい。

原題:Hedge Fund Marshall Wace Ups Wagers Against Deutsche Bank (1)(抜粋)

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