スズ鉱石の入手困難、世界最大の輸出国インドネシアからの供給減少か

  • インドネシアの生産、輸出は共に6万トンに落ち込む公算:業界団体
  • 世界的な供給不足見通しでスズ価格は今年上昇している

世界最大のスズ輸出国インドネシアの生産と輸出が今年、減少する可能性が高いとの見方を、インドネシア・スズ輸出業者協会のジャビン・スフィアント会長が示した。同国の生産者はスズ鉱石を十分に確保できない状況となっている。

  ジャビン氏は19日、業界会議でコメントするのに先立ちバリでのインタビューで、同国の精錬スズの生産は約6万トンに減少する可能性があると予想。輸出も同水準に落ち込むとの見通しを示した。世界金属統計局(WBMS)のデータによれば、昨年の供給は6万7350トンで、予想通りなら今年は2002年以来の低水準となる。

  スズは、世界の需要が供給を上回っていることから今年、非鉄金属の中で亜鉛に次いで大幅な値上がりを示している。インドネシアの製錬業者は原材料を確保するため鉱石採掘業者に支払う調達価格を引き上げているが、その取り組みはうまくいっていないようだとジャビン氏は述べた。スズは電子機器のはんだ付けに利用される。

原題:Hard-to-Get Ore Means Tin Supply From Top Exporter to Shrink (3)(抜粋)

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