ブラジル株:ボベスパ指数、上昇-商品価格との相関性高まる

  • 鉄鉱石のヴァーレと鉄鋼メーカーのCSNが指数の上げをけん引
  • 生保事業の売却で合意した銀行のイタウも高い

19日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は上昇。鉄鋼石生産のヴァーレと鉄鋼メーカーのナシオナル製鉄(コンパニア・シデルルジカ・ナシオナル、CSN)が原材料価格高を受けて上昇し、ボベスパ指数の商品相場との相関性は3カ月ぶり高水準に向かっている。

  CSNはボベスパ指数構成銘柄で値上がり率トップ。ブラジル紙のグロボは、CSNが傘下鉱業部門の持ち分を中国企業に売却する計画だと報じた。ボベスパ指数とブルームバーグ商品指数の相関係数はプラス0.62。2つの指数の連動が強いほど相関係数はプラス1に近づき、その逆の場合はマイナス1に近づく。

  商品相場はここ数カ月、ブラジル株式にとってより大きな材料となってきている。投資家はその関心を、ブラジル国内の政治的混乱とルセフ大統領の罷免から、同国のファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)へと転換している。原材料関連銘柄はボベスパ指数のウエートの約23%を占める。

  ミレーアセット・ウェルス・マネジメントのオペレーショナルディレクター、パブロ・スピエル氏はサンパウロから「原材料生産企業はブラジル経済にとって極めて重要。市場は原材料価格に一段と楽観的になっているようだ」と語った。

  ボベスパ指数は前週末比0.5%高の57350.38で終了。指数構成58銘柄中44銘柄が上昇。ブルームバーグ商品指数は0.4%上昇。ヴァーレは2.2%、CSNは6.1%それぞれ上昇した。銀行のイタウ・ウニバンコ・ホールディングも0.7%高。グループ内の生命保険事業を米生命保険会社プルデンシャル・ファイナンシャルのブラジル部門に売却することで合意した。

原題:Ibovespa Climbs on Commodities With Correlation at 3-Month High(抜粋)

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