米国株:S&P500種ほぼ変わらず-銀行株上昇もアップル下げる

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19日の米国株相場は一時上昇したが、値上がり分を失った。銀行株は反発したものの、アップルやベライゾン・コミュニケーションズ、インテルの下げが響いた。

  S&P500種株価指数は前週末比ほぼ変わらずの2139.12で終了。ダウ工業株30種平均は3.63ドル下げて18120.17ドル。

ニューヨーク証取のトレーダー

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  ロバート・W・ベアード(ミルウォーキー)のチーフ投資ストラテジスト、ブルース・ビトルズ氏は「ボラティリティが続く可能性はある。金融当局が利上げの道筋についての不透明感を拭い去ることはないと考えられるためだ」と指摘。「米当局は今週利上げしないだろうが、今後利上げがあるという積極的な文言は声明に盛り込むだろう」と予想した。

  金融当局が刺激策のアプローチについて再考を示唆する中、相場のボラティリティは高まっている。S&P500種は16日までの5日間で0.5%上昇。その前週は2月以来で最大の下げとなっていた。同指数の株価収益率(PER、予想ベース)は約18.2倍と、2009年以来の高水準。

  20日発表される8月の米住宅着工件数は、連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定発表前では最後の重要経済指標となる。19日発表された9月の米住宅建設業者の景況感を示す指数は前月から上昇し、11カ月ぶりの高水準となった。

  金利先物市場が示唆する9月の利上げ確率は20%と、約2週間前の30%から低下。確率が50%を超えるのは12月になってからだ。ブルームバーグが実施したエコノミスト調査では、9月会合では政策金利を据え置く一方、近く利上げする意図についてガイダンスを強めると予想されている。日本銀行も今週、政策決定会合を開催する。

  19日の米国株市場では、好調な指標に反応して住宅建設株の指数が上昇。レナーやパルトグループが高い。

  ゼネラル・モーターズ(GM)は2.4%高と、ここ2カ月で最大の上げ。モルガン・スタンレーはGMの投資判断を「イコールウエート」から「オーバーウエート」に引き上げた。

原題:Volatility Trade Flames Out as VIX-Loving Bears Cash In on Notes(抜粋)

(第4段落以降を追加し、更新します.)
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