ドイツ銀株が続落-増資が必要となるリスク、アナリストらが指摘

更新日時
  • 米当局への支払い減額の場合も増資リスク残る-ソシエテG
  • 140億ドル要求の情報で16日に株価が8.5%下落

19日のフランクフルト市場でドイツ銀行株は続落。住宅ローン担保証券(RMBS)販売問題で米当局が支払いを求める140億ドル(約1兆4250億円)の減額を勝ち取ったとしても、増資が必要になる可能性があるとアナリストらが指摘した。株価は2.4%安となった。

  ソシエテのアナリスト、アンドルー・リム氏は19日のリポートで、最終的に引当金の範囲内での支払額で米当局と合意したとしても、ドイツ銀は「大幅な資本不足に直面するだろう」と指摘。合意額が54億ドルを上回れば、この支払いの資金確保だけでも増資が必要になると予想した。

  54億ドルは同行の1-6月(上期)末時点の法的問題引当金とほぼ同額。ドイツ銀はほかに、ロシア事業でのマネーロンダリング(資金洗浄)疑惑などに直面している。

  16日にはRMBS問題で米当局が140億ドルの支払いを求めたことが明らかになり、ドイツ銀株は8.5%下落した。ドイツ銀は和解を目指した交渉は始まったばかりだとして、これより「かなり」低い額での決着を予想していると説明した。

  マッコーリーのアナリスト、ピアース・ブラウン氏はただ、「法的問題がうまく決着したとしても、ポストバンク部門の売却に失敗すれば資本は危険な状態になりかねない」と指摘。ロシア問題の費用も高くつく可能性があると付け加えた。

  ドイツ銀の広報担当、クリスチャン・シュトレッカート氏はアナリストの意見、についてコメントを控えた。

原題:Deutsche Bank Extends Losses as Analysts See Capital Threats (2)(抜粋)
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(アナリストのコメントを追加し株価を更新します.)
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