PIMCOとブラックロック、12月米利上げ予想-ミニ・タントラムの中

  • JPモルガン・アセットも12月利上げを予想
  • 「ミニ・テーパー・タントラム」とPIMCOのフェルズ氏

パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)とブラックロック、JPモルガン・アセット・マネジメントは米連邦公開市場委員会(FOMC)が今週は行動を見送り、12月に利上げをすると予想している。

  市場が織り込む年内利上げ確率は16日、8月の米消費者物価指数上昇率が予想を上回ったことで50%を超えた。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長ら一部の米当局者らは20、21日の会合を前に、利上げを支持する論調を強めていた。一方、追加緩和の可能性が注目される日本銀行と欧州中央銀行(ECB)はそれぞれの政策の有効性を検証している。

  中銀は前例のない金融緩和を打ち出してきたが、その限界を感じているとの観測から世界的に債券相場が下落。米当局が資産購入を減らし始めることを市場が懸念した2013年の「テーパー・タントラム」に似た状況だと、PIMCOの世界経済アドバイザー、ヨアヒム・フェルズ氏は指摘する。

  同氏は16日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「投資家は中銀が非伝統的政策について考え直すのではないかと心配している」として、「ミニ・テーパー・タントラムとでも呼ぶべきものが起きている」と話した。米当局は12月に利上げをし、インフレ率は時間とともに目標の2%に向かうだろうとの見通しを示した。

ブラックロックのリーダー氏

Photographer: Victor J. Blue/Bloomberg

  ブラックロックのグローバル債券最高投資責任者(CIO)のリック・リーダー氏とJPモルガンアセットの世界ストラテジスト、ベンジャミン・マンデル氏も12月の米利上げを予想している。

  先物市場の動向によれば、トレーダーらは9月利上げの確率を20%程度、年内では約55%とみている。
  

原題:Pimco, BlackRock See December Fed Hike Amid Mini Taper Tantrum(抜粋)

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