エールフランスの「ばかげた」株価評価、一部の買い手を呼び込む

  • ロシュブリュヌやイベルカハなどが今夏に株式購入
  • ジャナイヤックCEOが7月に就任したことが材料と指摘

航空業界全般が厳しいという尺度で見ても、エールフランス・KLMグループは特に切迫した状況に置かれている。労使紛争が暴力に発展し、コスト削減努力は政治家に阻まれ、格安航空会社が国内市場に攻め込んでくる。しかし、こうした中で同社株式に買いを入れる投資家が増えつつある。

  同社ではジャンマルク・ジャナイヤック氏が7月に最高経営責任者(CEO)に就任。同CEOが労働組合に融和的な姿勢で臨むと表明したことで、ロシュブリュヌ・アセット・マネジメントなどからの関心を集めた。

  ロシュブリュヌはエールフランスKLMについて、前CEOの下でコスト削減が進み今や一段の構造改革を達成できるとみて、今夏に約60万株を購入。エールフランスKLMの予想株価収益率(PER)は3.1倍と「ばかげた」水準で、世界の航空会社上位10社のうち最も低いと指摘、何らかの進展があれば株価は確実に上昇すると読んでいる。ロシュブリュヌのグレゴワール・ラベルヌ氏はインタビューで、「経営陣刷新を材料に投資を決断した」と述べた。

  このほか、サラゴサ(スペイン)のイベルカハ・アルファFIファンドのハビエル・リリョ氏が今夏にエールフランスKLM株を95万株購入。ワルシャワのインベスターズTFIは28万株余りを買い増した。

原題:Air France ‘Absurd’ Valuation Lures Buyers Where Many Fear to Go(抜粋)

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