【個別銘柄】銀行が上昇率トップ、電子部品や陸運高い、TOTO安い

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16日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は以下の通り。

  銀行:三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が前日比2.7%高の511.2円、三井住友フィナンシャルグループ(8316)が2.2%高の3420円など。銀行業指数は東証1部業種別の上昇率1位。ゴールドマン・サックス証券は、9月の日本銀行の金融政策決定会合では最終的にマイナス金利幅の拡大は見送られる可能性が高い、と予想した。

iPhone7プラス

Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

  電子部品:アルプス電気(6770)が6.3%高の2440円、村田製作所(6981)が4.2%高の1万3350円、TDK(6762)が4%高の7310円など。米アップルは15日、新型スマートフォン「iPhone7プラス」の当初数量は予約販売期間中に完売したと発表。日本国内では16日に「iPhone7」などが発売された。岩井コスモ証券の西川裕康アナリストは電話取材で、新型スマホは従来スマホのマイナーチェンジで目新しくないとの見方から売れ行きへの懸念があったが、実際には人気が高く、関連部品メーカーにも見直し買いが入っていると話した。

  陸運:JR西日本(9021)が2.9%高の6214円、JR東海(9022)が2.8%高の1万7585円など。岩井コスモ証券の林卓郎投資情報センター長は、15日のJR九州の上場発表を機に、割安なJR株に注目が高まったと電話取材で述べた。

  ジャパンディスプレイ(6740):11%高の167円。東海東京調査センターは15日付で投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に、目標株価を200円から300円に引き上げた。スマホ向け液晶ディスプレー「XOパネル」量産と中国向け受注好転を評価。有機発光ダイオード(OLED)の開発でも、量産試作ラインの開発を進め、反転攻勢の時期に入ってきているとした。営業利益予想は2017年3月期が前期比7.7%増の180億円、来期が200億円。

  TOTO(5332):2.9%安の3750円。クレディ・スイス証券は15日付で目標株価を3200円から2900円に引き下げた。投資判断は「アンダーパフォーム」で継続。円高などを背景に海外での業績悪化が懸念されるとし、17年3月期営業利益予想を従来の482億円から476億円に下方修正した。会社計画は510億円。また、目標株価の算出の基準年度を17年3月期から18年3月期へ変更し、目標株価算出の株価バリュエーションを引き下げた。

  キユーピー(2809):1.8%安の2989円。8月に発生した台風の影響で、北海道産のとうもろこしや大豆を原料とした14品目の農産加工品の販売を休止すると発表。

  アクセル(6730):8.1%高の718円。4-9月期営業損益計画を4億5000万円の赤字から2000万円の黒字に上方修正した。第2四半期以降、主力のパチンコ・パチスロ機向けグラフィックスLSIが想定を上回って推移していることを反映した。

  DIC(4631):3.6%高の3065円。みずほ証券は15日付で投資判断を「買い」、目標株価を4600円に設定し調査を開始した。機能性顔料やTFT液晶材料など高機能材料をけん引役にスペシャリティケミカルメーカーとしてのカラーが強まっていると評価。16年12月期営業利益は557億円と会社計画540億円を上回り、07年3月期以来の過去最高を更新すると予想した。

  ニチハ(7943):9.4%高の2070円。17年3月期営業利益予想を92億円から112億円に22%上方修正すると15日に発表。主力の窯業系外装材事業で国内・海外ともに販売数量が想定を上回る見込みで、合理化やコストダウンも寄与する。年間配当予想を32円から42円に増額。前期実績は30円だった。

  神東塗料(4615):16%高の220円。岩井コスモ証券は15日付で投資判断を「アウトパフォーム」、目標株価を320円と設定し、調査を開始した。アルミ電着塗料は主要顧客である大手サッシメーカー向けが堅調に推移、住宅着工回復や首都圏で旺盛な新築ビル建設などを追い風に17年3月期営業利益は前期比18%増の12億円と、会社計画11億5000万円を上回ると予想した。

  トランス・コスモス(9715):2%高の2554円。野村証券は15日付で電話による問い合わせ対応などを手掛けるコンタクトセンター4社の調査を開始した。労働人口減少やIT化、多角化を中期テーマに同セクターは成長を続けていくと分析し、トラコスモ、りらいあコミュニケーションズの投資判断を「買い」とした。りらいあC(4708)は4%高の953円。

  小野薬品工業(4528):2.4%高の2628.5円。国立がん研究センターと包括的研究提携契約を締結したと午前11時30分に発表。優れた抗がん剤の創出やがん免疫療法などでのバイオマーカーの探索などで共同研究を行う。

  アライドアーキテクツ(6081):2.8%高の3110円。中国IMS社と動画インフルエンサーマーケティング事業で合弁会社を設立すると15日に発表。動画を活用したネットタレントの影響力を日本商品の越境ECなどに展開していく。

  アートネイチャー(7823):2.2%安の680円。17年3月期営業利益計画を38億4400万円から35億円に下方修正すると15日に発表。前期比増益率は11%から1.2%に低下する見込み。個人消費の停滞や他社との競争激化から、女性向け中心に売上高が想定を下回るといい、販売促進関連などの経費抑制では補い切れないと予想した。

  TIS(3626):1.8%安の2465円。大和証券は15日付で投資判断を「アウトパフォーム」から「中立」に、目標株価を2980円から2650円に引き下げた。第1四半期決算で不採算案件が前年同期から増えたことを指摘、第2四半期以降も再発リスク残存するとした。18年3月期営業利益予想を295億円から290億円に下方修正した。

  ノムラシステムコーポレーション(3940):ERP(企業資源管理)導入のコンサルティングを手掛ける同社が16日、ジャスダック市場に新規上場した。公開価格960円に対し、初値は1450円。いちよし経済研究所はIT基盤の統合やIOT(モノのインターネット化)浸透を背景に同社業績は拡大が続くと予想。終値は1385円。
  

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