アップル株手放した機関投資家には苦い薬-株価が7-9月に21%上昇

  • 6月以降にアップル株を全株売却した機関投資家は295に上る
  • アクティブ運用のファンド、あまりにも保守的な姿勢が裏目に

米アップルの7-9月(第3四半期)の株価上昇は、同銘柄を手放してしまった多くの投資家にとって歓迎されないニュースだ。こうした投資家はいつになく多い。

  アップルの株価は今四半期に入ってから21%上昇し、S&P500種株価指数のパフォーマンスを上回った。一方、同社株を保有する機関投資家数は3847と、6月以降に1.3%減った。同社株を全て売却した機関投資家は295に上る。ブルームバーグが当局への届出書を基に集計したデータで明らかになった。

  これはアクティブ運用のファンドマネジャーにとって新たな打撃だ。こうしたファンドの運用成績は通期ベースで、約10年で最も市場を下回っている。アップル株の上昇率はS&P500種の約9倍に達した。ティム・クック最高経営責任者(CEO)が打ち出した製品計画で同社の将来の成長をめぐる懸念が後退した。

アップルのロゴ

Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

  サークル・スクエアド・オルタナティブ・インベストメンツの社長で15億ドルの運用を手掛けるジェフリー・シーカ氏は電話インタビューで、「全般的にファンドマネジャーはあまりにも保守的だ。アップルの不十分なイノベーションが多くの投資家を遠ざけてきた。彼らは尻込みし、それが裏目に出た」と分析した。

原題:Apple’s 21% Rally Is Tough Pill for 295 Funds That Bailed (1)(抜粋)

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