米国債:来週の日銀会合に注目、イールドカーブが世界的に拡大

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日本の金融政策動向をめぐる観測が世界の債券市場を左右している。日本銀行が20ー21日に開く金融政策決定会合の結果次第でイールドカーブがスティープ化するとの見方を背景に短期債と長期債の利回り格差は世界的に広がっている。

  モルガン・スタンレーMUFGセキュリティーズによると、日銀はマイナス金利を強化する一方で長期債の購入規模を縮小するとみられている。

  年初来の日本の超長期債利回り低下が反転し、イールドカーブのスティープ化が世界的に波及する可能性がある。主要な中央銀行が見解を変更することで、投資家や他国の金融政策当局者の見方にも影響を及ぼす可能性がある。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーのデータによるとニューヨーク時間午後4時59分現在、10年債利回りは1.69%、同年債価格(表面利率1.5%、2026年8月償還)は98 1/4。 

  トレーダーは日銀が国内銀行を支え、景気を支援するためにスティープ化を目指す可能性があるとみている。  

  米5年債と30年債の利回り差は約128ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) と、6月以来で最大となっている。  

  トレーダーは連邦公開市場委員会(FOMC)が来週利上げを決定する確率を20%未満しか織り込んでいない。年末までの利上げは50%となっている。この算出は利上げ後の実効フェデラルファンド(FF)金利が新たな政策金利レンジの中央値になるとの仮定に基づいている。

  INGグループ(アムステルダム)のシニア金利ストラテジスト、マルティン・ファンフリート氏は「米国債の利回りカーブは基本的に来週の利上げを織り込んでいないことを示している」と述べ、「というよりも向こう数カ月間利上げはないだろう」と述べた。   

原題:Traders Agonize Over ‘The Curve’ as Japan Upends World Bonds (3)(抜粋)

(相場を更新し、第5段落と第7段落以降を追加します.)
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