米オラクル:6-8月売上高は予想下回る-従来型の製品需要不振

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  • クラウドベースのサービスへの重点シフトに苦戦
  • クラウド収入は6-8月売上高の11%を占めた

米オラクルが15日発表した6-8月(第1四半期)決算では、売上高がアナリスト予想を下回った。従来型のデータベースソフトや業務用ソフトが振るわない中、クラウドベースの新サービスへの重点シフトに苦戦していることが浮き彫りになった。

  6-8月期の売上高は前年同期比1.7%減の86億ドル(約8800億円)で、市場予想の87億ドルに届かなかった。クラウド収入は59%増加した。

  一部項目を除いたベースの1株利益は55セントで、アナリスト予想は58セントだった。

  オラクルの株価は決算発表後に時間外取引で一時3.9%安。通常取引終値は40.86ドル。

  製品ラインの改良を進めるオラクルは、マイクロソフトやセールスフォース・ドット・コムなどのライバル会社が提供するクラウドベースのソフトウエアを好む顧客が増加していることに対応し、成長てこ入れの新たな方法を模索している。カリフォルニア州レッドウッドシティーに本社を置くオラクルは7月、クラウドサービス・プロバイダーのネットスイートを93億ドルで買収することで同社と合意した。

  中核的クラウド事業の6-8月期売上高は77%増の7億9800万ドル。従来型の業務用ソフトの売上高は若干減少し58億2000万ドル。サフラ・カッツ共同最高経営責任者(CEO)は発表資料で、中核的クラウド事業の粗利益率が今四半期の62%から同社目標の80%に向けて上昇するとの見通しを示した。

  6-8月期の純利益は前年同期比4.9%増の18億ドル。新規のライセンス収入は11%減の10億3000万ドル。

  カッツ共同CEOは電話会議で9ー11月(第2四半期)の見通しについて、為替レートが一定の場合は調整後売上高が前年同期比横ばいから3%増になると述べた。1株利益は一部項目を除いたベースで59ー62セントを見込む。中核的クラウド製品の調整後売上高は為替レートが一定の場合、前年同期比で67%前後の伸びとなる見通しだとした。

原題:Oracle Sales Miss Estimates on Slow Transition to Cloud (2)(抜粋)

(株価を更新し、部門別業績などを追加して更新します.)
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