米国株:反発、アップルがけん引-原油高でエネルギー銘柄も高い

更新日時

15日の米株式相場は反発。アップルが一段と上昇したほか、原油価格の反発でエネルギー銘柄が上げた。

  アップルは4日続伸し、上昇率は合計で12%を超えた。鉱工業生産指数が予想を上回る低下となり、小売売上高もマイナスとなった。これを受け、金利先物市場が織り込む来週の利上げ確率は20%を下回った。

  前週末の大幅安以来、株式相場の乱高下は続いているが、新型スマートフォン「iPhone7」の予約が好調なアップルの上昇が米国株全体を支えている。

  フィデューシャリー・トラストの最高投資責任者(CIO)、ピーター・アンダーセン氏は「市場は現在、ロジックよりもセンチメントに左右されている。明確なトレンドが待ち望まれている。投資家は日々の指標をみて米金融政策がどう動くか計算し、即座に織り込むしか手だてがなくなっている」と指摘した。

NY証取

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  S&P500種株価指数は前日比1%高の2147.26で終了。ダウ工業株30種平均は177.71ドル(1%)上げて18212.48ドルで終えた。

  アップルは年初来高値を更新した。新型iPhoneの先行きに対する楽観が続いている。スカイワークス・ソリューションズやインテルは半導体株の上昇をけん引した。石油・天然ガス銘柄は反発。セールス慣行をめぐり米司法省の調査を受けていると報じられたウェルズ・ファーゴは0.7%安。

  S&P500種が最高値を更新して以降、株価の上昇を阻んでいたのは、7年に及ぶ強気相場をけん引していた消費関連銘柄とヘルスケアだった。両セクターともこの日は上昇した。

  S&P500種が最高値を更新した8月15日以来、22営業日が経過している。それまでは26営業日で10回更新していた。ヘルスケアと消費株が大幅に下げ、S&P500種は8月15日以来2%下げている。両セクターのウエートは合わせて指数全体の4分の1を上回る。
  
  ブリンカー・キャピタルのシニア投資マネジャー兼富裕層向けアドバイザリー担当マネジングディレクター、トム・ウィルソン氏は「これらのセクターが上昇に参加していないのは確かに良くない」と指摘。経済指標が強弱まちまちであることから、消費関連株がこれほど敬遠される理由を「特定するのはやや困難になっている」とした一方、ヘルスケア株に関しては11月に民主党が勝利する可能性が意識され始めていると語った。

  その上で、「大型薬品株の弱さは、ヒラリー・クリントン候補が大統領選の世論調査でリードしていることが幾らか影響している。市場は次の大統領が誰になるかを基に、セクターを勝ち組と負け組に選別し始めている」と話した。

原題:S&P 500 Gets Something It’s Lacked as Consumer, Drug Shares Jump(抜粋)
U.S. Stocks Rise on Apple Rally as Oil Advances; Treasuries Fall(抜粋)

(第3段落と第6段落以降を追加し、更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE