世界の原油供給過剰は悪化か-ナイジェリアとリビアの油田生産再開で

  • エクソンはナイジェリアの主要輸出油種の出荷再開を準備-関係者
  • リビアは数カ月続いていた港湾の輸出制限を解除

世界的な原油供給過剰がここ数十年で最も長引く中、国内紛争で供給が抑制されていた石油輸出国機構(OPEC)加盟2カ国が、数週間以内に世界市場に数十万バレルを供給する準備を進めている。

  リビア国営石油会社(NOC)は14日、ラスラヌフ、エスシダー、ズエイチナの港湾からの原油輸出規制を解除。日量30万バレルが供給される可能性がある。ナイジェリアでは米エクソンモービルが同国最大の輸出油種であるクアイボエ原油の出荷再開の用意を整えている、と関係者が明らかにした。ブルームバーグの推計によれば、昨年の同油種の輸出は日量平均約34万バレルだった。さらに、英・オランダ系ロイヤル・ダッチ・シェルが手掛けるナイジェリアの別の油種も数日以内に日量約20万バレルの生産を再開する予定だ。

  スイスの石油コンサルタント会社ペトロマトリックスのマネジングディレンター、オリビエ・ジャコブ氏は電話インタビューで「ナイジェリアの供給の一部、リビアの一部が再開すれば、市場の再均衡はさらに遠のく。アルジェリアでの会合を前に状況は一層複雑になる」と指摘した。OPECとロシアは今月下旬、世界の原油市場安定に向けアルジェリアの首都アルジェで増産凍結の可能性について協議する。
  
原題:Global Oil Glut Set to Worsen as Nigeria, Libya Fields Restart(抜粋)

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