ゴールドマンのカリー氏:原油50ドル下回る水準続くと予想-供給過剰

  • 価格押し上げる明確な要因が見当たらず「下落」リスクある
  • 世界の市場は1990年代初めと「似た状況に見える」

原油価格の大幅な上昇、あるいは上昇自体を期待してはいけないと、米ゴールドマン・サックス・グループの商品調査責任者ジェフリー・カリー氏は指摘する。

  カリー氏は14日、カナダのアルバータ州レイクルイーズでのインタビューで、原油価格下落が2年に及び、ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油は2月に1バレル=26ドルまで下げたと説明。価格を押し上げる明確な要因が見当たらないため、「下落」リスクがあると述べ、原油価格は向こう1年間、45-50ドルのレンジで推移する可能性が高いとの見方を示した。

  ゴールドマンは5月に2017年の原油価格見通しを58ドルから53ドルに引き下げた。生産効率が向上したことに加え、サウジアラビアやロシア、イランが予想以上に生産を増やしたためだ。カリー氏はインタビューで、市場の「若干の」供給不足は来年初めに過剰に転じるとの見通しを示した。

  カリー氏は「原油価格が20ドルだった1990年代初めと似た状況に見える」と指摘。「45-50ドルは新たな20ドルなのだろうか。こうした新たな市場環境に入っていると言う段階ではないが、その方向に向かいつつあることは確かだと感じている」と述べた。

原題:Goldman’s Currie Sees Oil Staying Below $50 as Surplus Lingers(抜粋)

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