ヘッジファンド業界は肥大化し、破綻しつつある-キャクストンCEO

  • ファンド業界は桁外れのリターン実現のために大きくなり過ぎている
  • ファンドはマネジャーが良い暮らしをするために生まれたものでない

ヘッジファンド運営会社キャクストン・アソシエーツのアンドルー・ロー最高経営責任者(CEO)は、ヘッジファンドビジネスが肥大化し、破綻しつつあるとの認識を明らかにした。

  ロー氏は、グローバル金融危機以降のヘッジファンド業界の資産の拡大について、「異常で望ましくない動き」だとの見方を示し、資産運用会社は投資家の期待を満たすために今や年間3500億ドル(約35兆8470億円)の利益を生み出す必要があると指摘した。これは運用資産2兆9000億ドルのヘッジファンド業界において、プラス約12%の年間リターンの達成が求められることを意味する。過去5年の運用成績は平均プラス2.2 %だった。

雨のウォール街

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  ロー氏(50)はブルームバーグ・ニュースが入手した13日の投資家に宛てた書簡で、「約10兆ドル相当の債券利回りがマイナス圏にあることや、多数の指標が示すS&P500種株価指数のバリュエーション(株価評価)が伸びきった状態にあること、幾分硬化した成長という現状を考えると、オルタナティブ投資業界はリターンを求める顧客の期待に応えるために不適切な規模に拡大していると判断するのが妥当だ」と指摘。さらに「ヘッジファンド業界は余分な運用報酬でマネジャーが良い暮らしをするために生み出されたわけではない」と主張した。

原題:Hedge Fund Industry Growth ‘Unwelcome,’ Says Caxton’s Law (1)(抜粋)

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