伊モンテ・パスキ:モレリ氏を新CEOに起用、トノニ会長辞任

  • 前CEOのビオラ氏は経営陣刷新を求める圧力で今月辞任
  • モレリ氏はBofAのイタリア部門責任者を務めていた

イタリアの銀行モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナは14日、マルコ・モレリ氏を新最高経営責任者(CEO)に指名した。マッシモ・トノニ会長の辞任も明らかにした。

  モレリ氏(54)は2012年以来、バンク・オブ・アメリカ(BofA)でイタリア部門の責任者を務めていた。CEOとしてモンテ・パスキへの信頼回復を図る。事情に詳しい複数の関係者によると、モンテ・パスキの前CEOのファブリツィオ・ビオラ氏は、新たな投資家を引きつけるために経営陣刷新を求める圧力を受けて今月辞任したという。

  同行は14日の発表文で、モレリ氏が9月20日付でCEO兼ゼネラルマネジャーの役割を引き継ぐ一方、ビオラ氏が10月15日まで「事業の継続性」に協力することを明らかにした。モレリ氏は2つの役職で前任者と同じ報酬を受け取る。トノニ会長は同行の資本計画を承認する株主総会後に辞任する。会長辞任の発表は予想外の動きだった。

  インベスティトーリ(ミラノ)のエマヌエレ・ビッツィーニ最高投資責任者(CIO)は「モレリ氏の指名は、旧経営陣との決別のサインであるため、同行の増資計画の実行を助けるだろう。同氏はモンテ・パスキの元幹部であり、BofAは増資を引き受けるコンソーシアムに参加しているため、同行とその再建計画は既に承知している」と指摘した。

  モレリ氏はビオラ氏と同じイタリア人。金融危機前の2007年にモンテ・パスキがバンカ・アントンベネタを買収した際にモンテ・パスキの副ゼネラルマネジャーを務めており、その後、最高財務責任者(CFO)に就任した。

原題:Paschi Names Morelli CEO for Rescue; Chairman Tononi Resigns (1)(抜粋)

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