顧客に無断で口座を開設したとして1億8500万ドル(約190億円)の制裁金を科された米銀ウェルズ・ファーゴの販売慣行をめぐり、米連邦検察当局が調査を進めている。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が14日報じた。

  同紙が事情に詳しい複数の関係者の情報を基に伝えたところによれば、ニューヨークとサンフランシスコの連邦地検による調査は初期段階にあり、刑事捜査に発展する可能性がある。サンフランシスコの連邦地検の報道官はコメントを控えた。ニューヨークの連邦地検のプリート・バララ検事正の報道官、ジェームズ・マーゴリン氏にコメントを求めたがこれまでに返答はない。

ジョン・スタンプCEO
ジョン・スタンプCEO
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg *** Local Caption *** John Stumpf

  ウェルズ・ファーゴは同行の複数の従業員が販売目標を達成するため、顧客の許可なく預金とクレジットカードの口座を開設したとして米当局が調査していた問題で、1億8500万ドルを支払って決着することに先週同意した。同行はこの問題で5300人を解雇し、当局がクロスセリング慣行と関係づけた販売目標の撤廃を表明した。同行のジョン・スタンプ最高経営責任者(CEO)も14日、顧客に謝罪する電子メールを送付した。

  WSJによると、検察当局は同行に文書などの資料提出を求める召喚状を送付した。ウェルズ・ファーゴの広報担当マーク・フォーク氏はこの報道に関するコメントを控えた。

  14日の米株式市場で、ウェルズ・ファーゴの株価は当初の上げからマイナスに転じ、0.9%安の46.52ドルで引けた。米当局との和解発表以来の下げ幅は6.5%。

原題:Wells Fargo Bogus-Account Scandal Draws DOJ Probe, WSJ Says (1)(抜粋)

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