米国株:小幅続落、原油安で下げに転じる-アップルは高い

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14日の米株式相場は小幅続落。アップルの上昇を好感して上げる場面もあったが、原油安を嫌気してエネルギー株が下げた影響で、マイナス圏に転じた。過去1週間に世界で時価総額にして2兆ドル余りが吹き飛んだ下落局面がまだ終わっていないとの懸念も背景にある。

  アップルは5カ月ぶり高値を付けたものの、売りがエネルギー銘柄から市場全体に広がったため、S&P500種株価指数は午後に入って下げに転じた。

  米金融当局が利上げシナリオを検討しているほか、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は追加緩和を見送り、日本銀行はマイナス金利付き量的・質的金融緩和について総括的な検証を続けており、過去1週間に金融市場でボラティリティが再び高まっている。市場はインフレを高める中央銀行の能力への信頼を失いつつあり、量的緩和(QE)プログラムで達成できることには限りがあると、ケネス・ロゴフ米ハーバード大学教授が13日に述べた。

米ウォール街

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  ノースコースト・アセット・マネジメントのファンドマネジャー、フランク・インガーラ氏は「過去数日の値動きはかなり極端だったため、市場はもう少し正常化されることを望んでいる」と指摘。「市場は来週の連邦公開市場委員会(FOMC)会合に向け準備を進めている。商いは多く、FOMC会合や選挙、その他の頭痛の種に向けた持ち高調整が進んでいる」と述べた。

  S&P500種株価指数は前日比0.1%安の2125.77で終了。一時は0.7%上昇した。ダウ工業株30種平均は31.98ドル(0.2%)下げて18034.77ドルで終えた。

  アップルは4月以来の高値。「iPhone(アイフォーン)7」の予約状況が好調なことが寄与した。原油先物相場が週間在庫統計を受けて1バレル=44ドルを下回ったため、石油・天然ガス銘柄は1.2%下落。米国の証券取引所全体の出来高は約71億株と3カ月平均を4%上回った。

  S&P500種は8月15日に記録した最高値からほぼ3%下げている。そのほとんどが過去1週間の下げで、素材や生活必需品、通信サービスが売りの中心となった。S&P500種は年初来で最大7.2%上昇したが、その後の下げで4%高となっている。

原題:U.S. Stocks Fade as Jitters Persist Amid Oil Rout; Bonds Advance(抜粋)
Tail Consumes Dog as Volatility Note Trades More Than Any Stock(抜粋)

(第3段落と第5段落以降を追加し、更新します.)
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