米国債:上昇、5年債と30年債の利回り差拡大続く-12年来で最長

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14日の米国債は上昇。少なくとも来週の連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利は据え置かれるとの見方が強まっている。

  13兆6000億ドル規模の米国債市場では、長期債よりも短期債が継続して選好されるという現象が約4年ぶりにみられるようになった。5年債と比較した30年債の上乗せ利回りは9営業日連続で拡大している。ブルームバーグがまとめたデータによれば、これは2012年以降で最長となる。

  利上げ見送りはインフレ加速を招く恐れがあるとの見方から、トレーダーは期限の短い国債を選好している。また世界的に中央銀行が緩和的な金融政策をこれ以上続けることに消極的になっているとの見方も、長期債が振るわない理由の一つになっている。

  BMOキャピタル・マーケッツのアーロン・コーリ氏は「金利よりも利回り曲線が一貫して物語っている。当局はずっと金利を据え置くだろうと誰もが考えている」と述べた。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間午後5時現在、10年債利回りは前日比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 下げて1.7 %。同年債(表面利率1.5%、償還2026年8月)価格は98 6/32。

  5年債と30年債の利回り差は約124bpとなっている。8月には一時102bpまで縮小していた。

  先物取引動向によれば、9月20ー21日のFOMCが利上げを決定する確率は20%程度として織り込まれている。

  キャンター・フィ ッツジェラルドの金利ストラテジスト、ジャスティン・レデラー氏(ニ ューヨーク在勤)は「中央銀行は刺激策から距離を置きつつある。米国は確実にその影響を受けている」と述べた。

原題:Bond Market Flashes Signal That Traders Haven’t Seen Since 2012(抜粋)

(相場を更新し、最終3段落を加えます.)
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