袋小路のFOMC、「あらゆる類いの問題」引き起こす-ティッシュ氏

米複合持ち株会社ロウズのジム・ティッシュ最高経営責任者(CEO)は、米金融当局は超低金利政策を固執することで市場をゆがめてきたと批判した。

  ティッシュ氏は14日にブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「米国を含め世界的に、政策金利は歴史的に例を見ない低い水準だ」と指摘し、「経済が現在、史上最悪ではないことは事実だ。金融当局はゼロ金利という穴に自ら入り込み、どうすれば抜け出せるのか分かっていない」と加えた。

  米連邦公開市場委員会(FOMC)は、今年に入りこれまでに開催した5回の会合全てで利上げを見送った。米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事は今週、現在のところ性急に利上げを実施する根拠はないとの認識を示した。

  ロウズが過半数を保有するCNAフィナンシャルを含め、保険会社は低金利に業績を圧迫されている。債券市場に魅力的な投資先が少なくなったと嘆くティッシュ氏は、低金利の長期化について「私の見解では、投資の世界においてあらゆる類いの問題を引き起こしている」と述べた。

  また金融危機の際に米金融当局が断固とした行動を取ったのは正しかったとした上で、もっと早い時期にゼロ付近の金利から離れるべきだったとの見解を示した。

  ティッシュCEOは「ゼロ付近の金利が解決策だと当局が考えるのであれば、問題は『なぜこの7年間、効果がないのか』ということだ」と指摘した。

原題:Tisch Says Fed Stuck in a Hole Causing ‘All Manner of Problems’(抜粋)

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