きょうの国内市況(9月14日):株式、債券、為替市場

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●TOPIXが6日続落、マイナス金利リスクの銀行安い-資源も売り

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  東京株式相場はTOPIXが6日続落。国内外の金融政策に不透明感が強い中、マイナス金利の拡大リスクが懸念された銀行株が安い。原油など国際商品市況の下落を嫌気し、鉱業や石油、商社、海運株など資源セクターも売られた。

  TOPIXの終値は前日比8.25ポイント(0.6%)安の1314.74、日経平均株価は114円80銭(0.7%)安の1万6614円24銭。TOPIXの6日連続安は5月6日以来、およそ4カ月ぶり。日経平均は反落した。

  アムンディ・ジャパンの鎌田博光ディレクターは、「金融政策がしっかりしない限り、銀行株が思い切って戻っていくことはない」と指摘。日本銀行の金融政策決定会合を来週に控え、「銀行株は7月の安値からある程度上昇していたこともあり、買い方にとっては利益を確定するのにいいタイミングと」と話した。

  東証1部の売買高は16億6404株、売買代金は1兆7673億円で、代金は前日から6%増加。上昇銘柄数は533、下落は1281。

  • 東証1部33業種は海運、石油・石炭製品、鉱業、銀行、鉄鋼、卸売、化学、小売、倉庫・運輸、サービスなど30業種が下落。保険や不動産、陸運の3業種は上昇。

  • 売買代金上位では三菱UFJフィナンシャル・グループ、日本電産、楽天、三井住友トラスト・ホールディングス、東京電力ホールディングス、東芝、ユニ・チャーム、ツルハホールディングス、カシオ計算機が安い。半面、第一生命保険やT&Dホールディングス、アルプス電気、東京海上ホールディングス、住友不動産、JR西日本、シスメックスは高い。

●超長期債が下落、検証めぐる観測でツイストスティープ化-中期は買い

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  債券市場では超長期債相場が下落。日本銀行が行う総括的な検証に伴い、マイナス金利政策の深掘りとともに長短金利差の拡大に動くとの観測を背景に超長期債は売りが優勢だった。一方、期間の短いゾーンは堅調で、利回り曲線はツイストスティープ(傾斜)化した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の344回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.025%で開始。その後マイナス0.015%に上昇した。新発2年物の368回債利回りは3.5bp低いマイナス0.28%と7月29日以来の水準まで低下した。新発5年物の129回債利回りは一時3bp低いマイナス0.205%と8月2日以来の低水準を付けた。

  野村証券の中島武信クオンツ・アナリストは、債券市場について、「日銀は長いゾーンの利回りをスティープ化させ、短いゾーンを多めに買うという観測報道を反映した動きとなっている」と説明した。「来週の日銀金融政策決定会合でマイナス金利の深掘りをすぐにやるかに対しては、慎重な感じ。すぐに全部やるとは思わない。買い入れ年限を短期化して、超長期ゾーンのスティープ化を行うと見込んでいる」と話した。

  新発20年物の158回債利回り一時5.5bp高い0.495%と3月14日以来の水準まで上昇した。新発30年物の52回債利回りは9.5bp高い0.605%と3月17日以来、新発40年物の9回債利回りは8bp高い0.67%と3月11日以来の高水準を付けた。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は、前日比22銭高の151円70銭で取引を開始した。その後上値が重く、151円52銭まで伸び悩み。結局は10銭高の151円58銭で引けた。

  日銀が実施した長期国債買い入れオペ(総額1.14兆円)の結果によると、残存期間「1年超3年以下」と「3年超5年以下」の応札倍率が前回から上昇した。一方、「10年超25年以下」は横ばい、「25年超」は低下した。

●円が全面安、日銀緩和期待で売り優勢-対ドルで一時103円台前半

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  東京外国為替市場では円が全面安。日本銀行の追加緩和への期待から円売りが優勢となり、ドル・円相場は一時1ドル=103円台を回復した。

  午後3時8分現在のドル・円相場は前日比0.4%高の102円96銭。一時は103円20銭と今月6日以来の水準までドル高・円安が進み、その後103円ちょうど前後でもみ合う展開となった。

  日銀は20、21日の金融政策決定会合で行う異次元緩和の「総括的な検証」で、今後の金融緩和の軸にマイナス金利政策の深掘りを据える方針だと、日本経済新聞の電子版が報じた。国債購入では長期と短期の金利差を広げるように促すことも協議するという。

  バークレイズ証券の門田真一郎シニア為替・債券ストラテジストは、ここからさらに円安に行くかは分からないが、日銀への期待感があり、会合を迎えるまでは「ある程度ドル・円もしっかりした推移になりやすい」と指摘。利回り曲線を傾斜化させること自体に円安効果はあまりないが、「それによってマイナス金利の深掘りが可能になるという話であれば、多少円安の影響は出てくると思う」と話した。

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