ロンドン高級住宅、売却希望価格の引き下げ相次ぐ-EU離脱で拍車

ロンドンの高級住宅の売り手が英国の欧州連合(EU)離脱決定を受けて売却希望価格を引き下げている。政治的な先行き不透明感や増税で住宅購入意欲は低下している。

  調査会社ロンレスの集計したデータによれば、6月23日の英国民投票から10週間でロンドン高級住宅の値下げは前年同期に比べて75%増加した。投票前の10週間は33%増だった。

  英国民投票でのEU離脱決定がロンドン不動産市場を震撼(しんかん)させる前から住宅販売会社は既に、高級住宅への増税の影響に見舞われていた。不動産仲介会社ナイト・フランクは今月、チェルシーの不動産価値が1月から8月までに8.9%、ナイツブリッジでは6.8%それぞれ下落したと指摘している。

ロンドンの高級住宅

Photographer: Simon Dawson/Bloomberg

  高級住宅購入者に助言する不動産ブローカー、プロパティー・ビジョンのパートナー、ローリー・スカリスブリック氏は「印紙税引き上げに伴う実害はこの1年で既になされていた。6月23日以降の10週間は売り手が価格設定で現実に目を向けた時期だ」と分析した。

原題:Luxury Home Owners Drop London Asking Prices in Wake of Brexit(抜粋)

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