中国アリババの金融部門、生体認証技術の新興企業を買収-米に初進出

  • アント・ファイナンシャルはアイベリファイに72億円支払う-関係者
  • 今回の買収はアントにとって初の米国での投資

中国の電子商取引会社アリババ・グループ・ホールディングの金融部門、螞蟻金融服務集団(アント・ファイナンシャル)は、米新興企業アイベリファイを買収した。消費者のオンライン上のデータと取引を保護するためにアイベリファイの生体認証技術を活用し、サービス拡大を目指す。

  事情に詳しい関係者1人が詳細は非公開だとして匿名を条件に語ったところによると、アントは約7000万ドル(約72億円)をアイベリファイに支払う。アイベリファイの発表によると、同社はアントの完全子会社となる。アイベリファイは人間の眼球写真を使ってモバイルサービスの本人認証を行う。

  今回の買収はアントにとって初の米国での投資となる。アントはアイベリファイの技術を使って自社のセキュリティシステムを更新する計画で、最終的には米国をターゲットにした商品に応用する可能性もある。

  アントは今年に入り、決済認証プラットフォームでアイベリファイの「アイプリントID」の使用を開始。4億5000万人の顧客を持ち、オンライン決済プラットフォーム「アリペイ」やピア・ツー・ピア(P2P)融資などのサービスを手掛けるアントは、アイベリファイの技術をさらに自社商品に取り入れていく方針だ。

原題:Alibaba Finance Arm Buys Eye-Scan Startup in First U.S. Foray(抜粋)

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